編集長の独り言

35歳で婚姻歴ナシの独身編集長が真剣に考えた。結婚して家庭を持つメリットとデメリット

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筆者は35歳になった今でも独身であり、結婚願望もあまりなかった。

それでも昔からよくある「いつかは結婚しなきゃ」といった強迫観念は少なからずあった時期もある。

結婚しても不思議ではない女性関係も2回ほど築いた。

しかし私には、心の底から結婚する気など全くなかったのだ。

ただ世間体を気にして、固定観念だと分かっていても「結婚」くらいしなきゃと思うものの、独身の自由を手放す気などさらさらない。

そう私は、自分の本心と世間体という二つの狭間で格闘していたのである。



家族を持つことでの金銭的な制約


男女問わず稼ぐ人は稼ぐ時代にあっても、未だに主に男性の稼ぎで家計をやりくりする家庭が多いのが実情だ。

そもそも子供をつくり育児子育てを行う上で、夫婦で共働きをすることには一定程度の制約が伴う。

産休育休後に職場復帰を果たし、仕事と育児をパワフルに両立する人も増えたものの、旦那の稼ぎ頼りに仕事をセーブする女性は未だに多いだろう。

妻が旦那より稼ぐことも珍しくない現在では、男性が仕事を抑えて育児や子育てのために家庭に入る選択もあり得る。

いづれにせよ、夫婦のどちらかが仕事の制約を受けずに育児や子育てを行うことは困難だ。

何より子供を育てるにはお金がかかる。

子供の衣食住の世話はもちろんのこと、習い事や塾通い・部活動・学費などなど、成長のステージに合わせて多大な出費が必要なことは間違いない。

給料の全てを自分のために使え、貯金も比較的しやすい独身に比べ、結婚して家族を持つことの金銭的負担は計り知れないだろう。

もちろん子供をつくらず、共働きでお財布は別々の夫婦であれば話は別である。

しかし先行き不透明な中、決して潤沢とは言い切れない自らの稼ぎを家族に捧げる覚悟が私にはなかったのだ。



酒も女遊びも大好きで、ひたすら出会いを求めて飲み歩いた20代


私は同性愛者でもなければ、女性に興味がないわけでもない異性愛者だ。

特段変わった恋愛志向を持っている訳でもない。

むしろ若い女性は大好きで、20代の頃は本能むき出しに出会いの場や所謂ナンパスポットで激しく夜遊びを繰り返してきた。

酒と勢いだけでひたすら女性にアタックするも、見事に粉砕を続ける日々。

それでもめげずにまたチャレンジを繰り返す日々は、なぜか今思い返しても充実しており、悪い思い出ではなかった。

そうした出会いの場で出会った女性とは長続きしたことがなく、狙った女性と相思相愛になれることはなく、興味のない女性から好かれることがあるだけ。

今思えば出会いが多くありすぎるせいで、自分の理想が高くなりすぎ、とにかく自分の狙った女性をものにしようと必死になり過ぎていたのだろう。

仕事や学校などの日常生活の中で訪れる出会いとは異なり、街コンやナイトクラブでのナンパなど、次から次へと出会いがある状況では、目の前の出会いを大切に出来なくなるのだ。

「この出会いがダメでも、また次に出会いがあるからいいや」「次に出会う人にもっといい人がいるかもしれない」

お互いに次々訪れる出会いに黙殺され、高みを目指すことで自然に理想が高くなり、今目の前の出会いを大切に出来なくなるのは、マッチングアプリはじめ婚活サービスの共通の罠である。



積極的な出会いに疲れてきた頃に、身近にいる人と親密になる


世の中、異性との出会いに飢えている人は沢山いるし、異性との出会いを売りにしたスポットや婚活サービスは多くある。

20代の頃に出会い中毒とでも言っていい状況だった私は、おおよそ全ての種類の婚活サービスを一通り使った。

出会いの数は膨大であったものの、それらの商業的な出会いのサービスで永く関係が続いた女性は皆無である。

数年にわたって付かず離れずの腐れ縁のような関係が続いたのは、職場を通じての出会いだった。

しかし常に異性との関係を模索してきた私には、特定の女性と生活を共にする気持ちなどなかったのだ。

30歳を超えてくると、同年代で結婚している人も増え、若いころのように羽目を外して遊ぶ友人も少なくなるだろう。

中には既に離婚を経験しているバツイチの人でさえ珍しくなくなる。

「結婚はしなければいけないものではない」と口では言うものの、一度も結婚したことがないという身分に、心のどこかで引け目を感じている自分。

それでも家族のために、一人の女性のために、今の生活を犠牲にする覚悟など私にはなかったのだ。



いつかは転職や起業をしたいものの踏み切れない自分が足かせに


私は世間から見れば堅くて安定した職業に従事しているものの、いつも現状に不満を持っており、いつかは起業したり転職したいと思いつつも、現状を勝る選択肢を見つけられず35歳になった。

男性は仕事が上手くいっていない時に結婚したいとは思わない傾向にあるそうだ。

現在の仕事に物足りなさやフラストレーションは常日頃ある。

それでもそうした不満は、サラリーマンなら少なからず持つようなありふれた欲求不満であり、仕事の継続が困難になるような類のものではない。

普通に生活するのに困らない程の給料は貰っており、理不尽さや非効率さを感じることは多いものの。行き過ぎたブラック労働もない。

それでも私は、いつかここから脱出し、キャリアを飛躍させたいと心のどこかで思い続けている。

このままこの職場で人生を終えるつもりはないけど、何か有効な打開策もない。

youtubeで勝ち組人生を謳歌する成功した経営者を眺めながら、いつか自分も成功してみせると自分を奮立たせる毎日。

現状に満足することなく、いつも満たされない気持ちで藻がぎ苦しんでいるからこそ、腰を据えて結婚に踏み切ろう思えなかったのだろう。



付き合いの永い彼女がいても結婚を決断に踏み切れない男性


特に遊び盛りの男性や仕事が落ち着かない社会人になりたての男性は、結婚に二の足を踏むことが多い。

家庭を持つことの制約や責任を持つ覚悟ができないのだ。

そんな結婚への覚悟がないカップルを結婚に向かわせるのがデキ婚である。

デキ婚に否定的な考えを持つ人も未だにいるものの、若いカップルを結婚への決断へと推し進めるのがデキ婚であることは言うまでもない。

現に厚生労働省「令和3年度「出生に関する統計」の概況 人口動態統計特殊報告によると、デキ婚の割合は、15~19歳が約8割、20~24歳で約6割、25~29歳で約2割、30歳以降で約1割であるとされている。

結婚しない生き方を選択する人も増えた現代社会において、若いカップルを結婚へと駆り立てるデキ婚は未婚社会の救世主とでも言えるのかもしれない。



酒と女が好きだった浪費家が断酒して考えたささやかな幸せ


筆者は元来酒好きで、大学生の頃からほぼ休肝日なく飲酒を繰り返してきた。

女性を口説いたり、ナンパするときも、いつも酒がお供にいたのは必然である。

酒の力で女遊びを繰り返すと、当然に出費が激しく、酒と女の絶妙な威力で年々金銭感覚が狂っていったのだ。

一晩で数十万を1度に浪費してしまうことすら珍しくなくなった。

そして年とともに大量に飲酒した際の素行が悪くなり、記憶をなくすブラックアウトを経験することも増えた。

酔っぱらって全く使った記憶のない請求がクレジットカードにあった時に、凄まじい恐怖を感じたのだ。

このままじゃあ自分がダメになると断酒を決意した瞬間だった。

酒は金銭感覚を狂わせ女癖を悪くする薬物である。

毎日飲酒を繰り返してきた筆者が、断酒による強烈な離脱症状から回復してきた頃に感じたのは、ささやかな幸せの愛おしさである。

アルコール摂取によるドーパミンによってもたらされる快楽とともに、女性と交わることによる刺激的なひととき。

そんな異常で刺激的な快楽に翻弄された挙句、結婚して家庭をもつという愛おしい幸せにまったく憧れることがなくなてしまったのだ。

本人に自覚がなくてもアルコール依存症や予備軍の人は巷に溢れている。

アルコールの習慣的な摂取は、幸せの感覚まで狂わしてしまう恐ろしい行為を持ち合わせているのだ。



今やっぱり結婚して家庭を持ちたいか


断酒によって幸せの意味を考え直した筆者が、今結婚願望があるかと言うと「ある」とは言えない。

35歳になった今でも、まだ自分のために時間を使いたいし、日々自己研鑽したいし、できればビジネス的な成功者なりたいと考えている。

それでも縁があれば結婚して家庭を持つのも悪くはないと考えているものの、年齢的に子供をつくるのは躊躇してしまう。

もちろん晩婚化が進んだ現在では、30代後半から40代で子供を授かることも珍しくはない。

しかし1人の人間が生まれてから大人になるまでを親として支え続けるのが如何に大変かを私は知っているつもりだ。

育児と子育てに人生を捧げた女性も少なくないだろう。自分の稼ぎのかなりの割合を子供い捧げたお父さんも多いだろう。

35歳になった今、私に1人の子供を一人前になるまで支え続ける気力は正直ない。

それでも結婚して家庭を持つ愛おしさや幸せに35歳にして気づけたのは幸運だった。



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