婚活市場が変化する中、さまざまな取り組みが注目されています。福岡県が提供する「ふく♡こい」は、LINEを活用して出会いの機会を広げる新しいサービスです。無料登録で最新の婚活イベント情報が手に入るこのアプローチは、多忙な現代人に最適です。また、婚活成功の秘訣は一つに絞れません。鳥取県では、多様なアプローチを取り入れた革新的な支援策が進行中で、地域の特性を生かした出会いの場を提供しています。
婚活の成功においては、メイクや身だしなみの重要性も見逃せません。有名アドバイザーによるアドバイスが公開され、外見の改善が婚活に与える影響が再認識されています。さらに、マッチングアプリと結婚相談所の違いについては、有吉弘行さんと植草美幸さんが語る内容が参考になります。彼らの視点を通じて、どちらの選択が自分に合っているのかを見極める手助けとなるでしょう。
愛知県では、大規模婚活イベントが注目されていますが、その効果に対する賛否もあります。AI結婚支援センターの導入が、どのように成果を高めるかについては、今後の成り行きが注目されます。愛知のイベントでは、交際率が7%に達するなど、実績も上がっています。
一方、秋田県では「LGBTQ対応の結婚相談所」を運営する松倉みほ子さんが、多様な婚活サポートを提供しています。多様性を尊重した婚活支援が、新たな時代のニーズに応えているのです。
北海道では、マッチングアプリ『タップル』との協力で、出会いの場を広げる新しい取り組みが始まりました。また、富山県では、20代以下の婚活登録料を無料化することで、若者向けのAIマッチングサービスが新たに展開されています。さらに、山梨県の「結婚応援パスポート」では、新婚夫婦やカップルに特典が満載で、婚活を応援するさまざまな施策が進められています。
これらの取り組みが示すように、婚活はますます多様化し、地域や方法によって新しい機会が提供されています。自分に合った方法で、素敵な出会いを見つけるための参考にしてみてください。
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福岡県のLINE婚活『ふく♡こい』で出会いが広がる!無料登録で最新イベント情報をゲット
福岡県は、より多くの独身者に婚活イベントの情報を届けるため、無料通信アプリ「LINE」の公式アカウント「ふく♡こい」を新たに開設しました。このアカウントを通じて、食事会やバスツアー、婚活セミナーなど、幅広いイベント情報が簡単に手に入るようになります。
福岡県は2005年度から「出会い・結婚応援事業」を実施しており、県に「出会い応援団体」として登録された企業や団体(2022年度時点で2508団体)が、ボランティアとして出会いの機会を提供しています。これまでに644組のカップルが、この取り組みを通じて結婚に至っています。
以前は、九州・山口地域の婚活イベント情報をメールマガジンで配信していましたが、今回のLINEアカウント開設により、利用者の利便性が大幅に向上しました。利用者は自分の生年や希望するイベント開催地域を登録することで、個々に最適なイベント情報が自動的に届く仕組みになっています。
友だち登録は無料で、18歳以上の男女が対象です。友だち検索機能で「@886iztzo」を検索すると、すぐに登録できます。この新しい取り組みにより、福岡県の婚活がますます充実し、より多くの方々に出会いのチャンスが広がることが期待されます。
婚活成功の秘訣は多様なアプローチ!鳥取県の革新的な出会い支援策
鳥取県は、深刻な人口減少に歯止めをかけるため「カップル倍増プロジェクト推進事業」を進めています。この取り組みの一環として、2024年3月、鳥取県は全国で3番目となるマッチングアプリ会社との連携協定を締結しました。県は昔ながらの仲人制度と最新のインターネット技術を組み合わせ、多様な出会いの場を提供することに力を入れています。
鳥取県の出生数は過去10年間で20%以上減少し、厳しい状況に直面しています。これに対して、県は「子育て王国課」を設置し、出会いや結婚、子育て支援を強化しています。平井伸治知事は、選挙公約に掲げた「カップル成立年間500組達成」に向けて全力で取り組んでいます。
2023年12月、県はアプリ会社「オミカレ」の井上翔太最高戦略責任者を講師に迎え、鳥取市で婚活セミナーを開催しました。井上氏は、複数の婚活サービスの利用が一般的になっている現状を説明し、参加者からは「自分に合ったサービスが見つからない」といった悩みが寄せられました。この声を受けて、県はさらに多様な出会いの機会を提供することを目指しています。
2015年にスタートした県のマッチング事業「えんトリー」では、2023年度に362組のカップルが成立し、成婚したカップルは40組にのぼりました。県担当者は「コンスタントに成果を上げている」とその手応えを感じています。さらに、県内では「縁結びナビゲーター」と呼ばれる約60人の仲人が活動しており、利用者に寄り添ったお見合いのセッティングや相談を行っています。
また、2024年3月からは「メタバース」を活用した婚活イベントも始まりました。仮想空間に男女約20人が集い、マッチングが成立すれば、県内でのリアルデートへと進展する仕組みです。子育て王国課の長谷川和宏係長は「コロナ禍でオンラインイベントが一般的になった今、時代に合った出会いを提供したい」と語っています。
婚活成功のカギはメイクと身だしなみ!有名アドバイザーのアドバイス公開
東京・青山にある結婚相談所「マリーミー」の代表で婚活アドバイザーとして知られる植草美幸氏が、2024年3月10日に放送されたJFNのラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」(毎週日曜午後8時)に生出演しました。植草氏は、この番組内で婚活に悩む男女に対し、率直かつ実践的なアドバイスを送る場面がありました。
植草氏は、2月にフジテレビ系で放送された「ザ・ノンフィクション」のエピソード「結婚したい彼と彼女の場合~令和の婚活漂流記2024~」に出演し、その姿勢が大きな反響を呼びました。この放送回について、番組の司会を務める有吉弘行氏は「今年一番面白かった」と絶賛し、今回の対談が実現したのです。
対談中、有吉氏が「リスナーにも結婚したいという人がいるんですけど、みんなさえないやつばっかりなんですよ。ブサイクで…」と語ると、植草氏は即座に「私は“顔はついてればいい”っていつも言っちゃってるんですよ」と、自身の持論を展開しました。
植草氏は、交際を続けるうちにお互いの魅力を発見することが多いと述べ、「顔は第一印象だけですから、自分なりに工夫して作り上げてください」とアドバイスを送りました。女性には「メイクをしっかりして、つけまつげを使って」、男性には「髪型を整えて、ヒゲをきちんと剃る」ことを提案し、第一印象を磨くための具体的な方法を伝授しました。
マッチングアプリ vs 結婚相談所:有吉弘行と植草美幸が語る婚活の選び方
お笑いタレント・有吉弘行さんがパーソナリティを務めるラジオ番組「有吉弘行のSUNDAY NIGHT DREAMER」が2024年3月10日に放送されました。この日は、東京・青山の結婚相談所「マリーミー」の代表である婚活アドバイザーの植草美幸さんがゲストとして登場し、婚活の実情について語りました。
植草さんは、2024年2月放送のフジテレビ系「ザ・ノンフィクション」の特集「結婚したい彼と彼女の場合~令和の婚活漂流記2024~」に出演し、話題を呼びました。有吉さんもその放送を「今年で一番面白かった」と称賛し、今回の対談が実現しました。
番組の中で、有吉さんが「結婚相談所は増えているのでしょうか?」と質問すると、植草さんは「確かに増加しています。コロナ禍で人と会う機会が減ったことで、マッチングアプリが普及しましたが、そこでのトラブルも多かったようです」と説明しました。彼女によれば、多くの人がマッチングアプリでの失敗を経験し、その結果として結婚相談所に移行しているとのことです。
また、マッチングアプリのデメリットについても触れました。「アプリ上では年収や学歴、職業などの情報が本当かどうか確認するのが難しいことがありますし、実際に会うまでに時間がかかることも多いです」と述べました。さらに、「コンタクトをうまく取るためには、駆け引きが必要で、これが苦手な人には厳しい場合もあります。特に“待つ子”と“待ち男”の組み合わせではマッチングが難しいです」とも話しました。
対して、結婚相談所では専門家が適切なアドバイスを提供するため、安心して婚活に取り組むことができると植草さんは語りました。このように、マッチングアプリと結婚相談所の違いをしっかりと理解し、自分に合った方法で婚活を進めることが大切です。
愛知県の婚活イベントに賛否!AI結婚支援センターの導入で成果を高めるか?
愛知県が2023年秋、約400人の独身男女を集めて行った大規模な婚活イベントは、一見すると期待に満ちた取り組みに思えますが、その結果は賛否両論を呼んでいます。ジブリパークで初めて開催されたこのイベントは、人気のジブリ作品をテーマに、参加者同士がオブジェを探しながら交流を深める形式でした。
しかし、アンケートによると、このイベントで実際に交際に発展したのはわずか10人、全体の7%にすぎません。参加者の9割以上が連絡先を交換したものの、その後、実際に連絡を取り合ったのは65%にとどまり、直接会ったのは39%という結果でした。さらに、参加者の6割近くがイベントを通じて婚活に前向きな姿勢を持ったと答えた一方で、「参加者が多すぎて、希望する相手とじっくり話すことができなかった」という声も少なくありません。
このイベントに対し、愛知県は「出会いの場を提供し、結婚希望者を応援する機運を高めた」と評価していますが、婚活支援団体からは「費用対効果を考えると無駄遣いだった」という厳しい批判もあります。開催費用は約1000万円と大きく、その成果が期待通りでなかった点については、改善の余地があることは否めません。日本婚活支援協会の後藤幸喜代表理事も「機運を高める一定の成果はあったが、税金を使った結婚支援の成果としては残念な結果」と指摘し、結婚意欲の高い参加者を選考して集めるなど、より効果的な取り組みが求められるとしています。
愛知県は今後、AIを活用した「結婚支援センター」を開設し、相性の良い相手をマッチングするなどの新しい取り組みを予定しています。また、昨年と同規模の婚活イベントを継続して開催する計画もあるようです。この新しい試みが、どれだけの成果を上げるのか、今後の動向に注目が集まります。
愛知の大規模婚活イベントで交際率7%達成、県の取り組みが話題に
愛知県が2023年10月に長久手市の愛・地球博記念公園で開催した大規模婚活イベントの結果が発表されました。このイベントには定員の400人に対して、382人が参加し、参加費は無料でした。参加者全員に実施したアンケートによれば、約60%が「結婚に対して前向きになった」と回答し、実際に交際に発展したのは7%に達しました。
初めて婚活イベントに参加した人が約70%を占め、そのうち29%が「行政主催の安心感」を理由に選んだことが分かりました。1月に実施された追跡アンケートには148人が回答し、出会った異性と「連絡を取った」と答えたのは66%、また「直接会った」と答えたのは39%でした。
大村秀章知事は記者会見で、婚姻数の減少は深刻な問題であり、このイベントが結婚機運の醸成に一定の効果をもたらしたと評価しました。昨年のイベントには定員の5倍以上の申し込みがあり、県は新年度も同様のイベントを計画しています。さらに、オンライン型の結婚支援センターの新設も決定しており、より多くの人々に婚活の機会を提供することを目指しています。
「LGBTQ対応の結婚相談所」松倉みほ子さんが秋田で提供する多様な婚活サポート
秋田県湯沢市にある結婚相談所「maricoco」の代表、松倉みほ子さんは、異性婚だけでなく、性的少数者(LGBTQ)の方々にもパートナー探しのサポートを提供しています。松倉さんの目標は「目の前の人が幸せな人生を歩む手助けをする」ことです。
地元の寺院に生まれ育ち、学生時代から友人たちの恋愛相談に乗ることが多かった松倉さん。祖母が仲人として多くの縁を結んでいた姿に影響を受け、自然と結婚相談に興味を持ちました。2003年に地元の男性と結婚し、3人の子供に恵まれた松倉さんは、郵便局員として14年間勤務。その間、独身男性から「出会いがない」との声を耳にし、出会いの場の必要性を痛感しました。
「たくさんの出会いの中から幸せなパートナーを見つけてほしい」という思いが強くなり、2021年に郵便局を退職。結婚相談所「maricoco」を設立しました。同年、婚活サービス大手「IBJ」に加盟し、事業をスタートしました。設立当初から、LGBTQの方々への支援が不足していることに気づき、日本LGBTサポート協会に加盟。支援対象を広げることにしました。
松倉さんは勉強会に参加し、性的指向は変えられないものであると学びました。性的指向を打ち明けられずに苦しむ人々の実情にも触れ、「言ってもらえる相手としてここにいて良かった」と実感することもありました。さらに、2024年5月には秋田市に独身者が集まる婚活向けの飲食店をオープンし、自らも店頭に立つ予定です。婚活を「恥ずかしいもの」と捉えず、幸せな人生を築くための重要な活動として楽しんでほしいと願っています。
松倉さんは「おせっかいなおばさん」として、多様な価値観を持つ人々に寄り添い、幸せを広げる努力を続けています。
マッチングアプリ『タップル』と北海道が協力!出会いの場を広げる新たな取り組み
北海道は、深刻な人口減少に対処するため、新たな取り組みを始めました。特に注目されるのは、マッチングアプリ「タップル」との連携協定です。婚姻件数が戦後最少となった道内で、出会いや結婚の機会を増やすための一手として、この協定が結ばれました。
道内の婚姻件数が昨年、前年比で1489件減少し、戦後最少の1万7734件となったことは、出生数の低下と人口減少が進んでいる証拠です。この状況に対応するため、道は15年に「結婚サポートセンター」を開設し、オンラインでの出会いの場や婚活イベントの情報提供に取り組んできました。しかし、今回の取り組みでは、さらに一歩進んで、マッチングアプリを活用することになりました。
タップルは、サイバーエージェントの子会社で、20~30代を中心に累計会員数が全国で1900万人を超えています。アプリの利用者安全対策には力を入れており、公的証明書や顔認証技術を用いた本人確認、常時監視パトロールなどが特徴です。これまで神奈川県や三重県と連携協定を結んでおり、今回の北海道との協定もその一環です。
この協定により、道内では出会いや結婚支援についてのニーズや課題を調査し、結果を市町村と共有する予定です。また、婚活サービスのトラブル防止のための啓発セミナーや、アプリの安全な利用法をまとめた「護身術ガイドブック」の配布も行われます。さらに、アプリの機能強化も目指しており、広大な北海道の地域特性に合わせた近くの人と出会えるシステムの構築が進められています。
道庁での協定締結式では、道の野沢めぐみ・子ども応援社会推進監が「結婚を希望する方々の出会いを、よりサポートできるよう努めたい」と意気込みを語りました。タップルの平松繁和社長も、「少子化対策を効果的に進めるためには、自治体との協力が不可欠」とし、道内の「恋愛総量」を増やし、人口減少のスピード緩和に寄与することを期待しています。
富山県、20代以下の婚活登録料を無料化!若者向けAIマッチングサービスの新展開
富山県は、若者の婚活支援をさらに強化するため、2024年4月2日から「とやまマリッジサポートセンター」のサービスにおいて、20代以下の登録者に対する登録料を無料化することを決定しました。このサービス、通称「アドア」は、人工知能(AI)を活用したマッチングサービスを提供しており、通常は1万円の登録料で2年間利用可能です。しかし、近年は20代以下の登録者が少なく、全体の1割程度にとどまっていたため、若年層への利用促進が求められていました。
今回の無料化により、入会手続き時に満29歳までの若者が対象となります。登録の手続きは、富山市の県民会館などにある事務所で行い、事前にホームページでの予約が必要です。この新たな取り組みは、富山県内での婚活活動を一層活発化させることを目指しています。
山梨県の結婚応援パスポートで新婚夫婦やカップルにお得な特典満載!
山梨県が新たに導入した「やまなし結婚応援パスポート」事業が、結婚を支援する新しい取り組みとして注目されています。このパスポートを利用することで、新婚の夫婦や結婚を予定しているカップルが、協賛店で様々な割引やサービスを受けられるようになります。昨年の山梨県内の婚姻件数は約2800件で、10年前の4分の3にまで減少しており、県は人口減少対策の一環としてこの取り組みをスタートさせました。
対象となるのは結婚から1年以内の夫婦と、1年以内に結婚を予定しているカップルです。約50の協賛企業がブライダル関連サービスや飲食店などで特典を提供しています。例えば、協賛の飲食店では、ドリンク1杯無料や料金の割引が受けられ、さらに結婚写真の割引や個人ローンの金利優遇といった特典も用意されています。
パスポートの利用方法は簡単で、県の電子申請サービス「やまなしくらしねっと」で必要事項を記入後、メールで送られてくる電子パスポートを協賛店で提示するだけです。たとえば、フルーツパーク富士屋ホテルでは、レストランのランチやカフェの料金を割引するほか、個室利用料を半額にするなど、結婚に伴う経済的負担を軽減するサービスを提供しています。この取り組みで「結婚にはお金がかかる」というイメージを少しでも和らげたいとのことです。
詳細については、県子育て政策課が運営する「婚活やまなし」ホームページで確認できます。担当者は「より多くの企業と連携し、県全体で結婚への機運を高めていきたい」と語っています。
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