【2019年最新】OSGが過去最高益を更新!自動車・航空機需要が牽引する切削工具市場の未来とは?

ものづくり大国である日本の製造現場を支える「切削工具」の世界的メーカー、OSG(オーエスジー)から、非常にポジティブなニュースが飛び込んできました。2019年07月09日に発表された2018年12月から2019年05月期の中間連結決算において、純利益が前年同期比で14%増となる79億円を記録したのです。この数字は同期としての過去最高益を塗り替えるものであり、製造業界全体に明るい兆しを見せています。

そもそも「切削工具」とは、金属などの硬い材料を削ったり、穴を開けたりするために欠かせない、いわば「産業の刃物」を指します。OSGはこの分野のスペシャリストであり、今回の好調な決算は、世界各地の基幹産業がいかに活発に動いているかを如実に物語っているでしょう。SNS上でも「景気後退の懸念を吹き飛ばす勢いだ」「やはり確かな技術を持つ企業は強い」といった、同社の底力を称賛する声が多く見受けられます。

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日米の底堅い需要が中国の不振をカバー

地域別の動向に目を向けると、特に日本国内の勢いが際立っています。2018年12月から2019年05月期における国内売上高は、輸出分を除いても前年同期より7%高い284億円に達しました。特に自動車メーカーからの引き合いが極めて強く、新車開発や生産ラインの維持において、OSGの精密な工具が不可欠な存在となっていることが分かります。国内市場が全体を力強くリードしている状況は、投資家にとっても安心材料と言えるはずです。

さらに、海の向こう側である米州地域でも、6%増の116億円と順調に数字を伸ばしました。アメリカでは航空機産業や建設機械向けの需要が非常に旺盛で、ハイテク分野からインフラ整備まで幅広い層で同社の製品が選ばれています。一方で、中国市場は米中貿易摩擦の影響もあってか7%減の146億円と苦戦を強いられましたが、それを日米の成長で十二分に補った形です。多角的な市場戦略が、見事にリスク分散として機能した結果でしょう。

為替の影響を跳ね除け、2019年度通期も強気の姿勢

欧州・アフリカ地域に関しては、売上高が1%減の108億円となりました。一見すると微減ですが、これは対円でのユーロ安という為替相場の変動が主な要因であり、現地の通貨ベースで見ればしっかりと増収を確保しています。グローバル企業にとって避けては通れない為替の影響を受けつつも、実質的なビジネスの現場では着実に支持を広げている点は見逃せません。こうした粘り強い経営姿勢こそが、最高益更新の原動力となっているのです。

気になる今後の見通しですが、OSGは2019年11月期の通期連結業績予想について、従来の計画をそのまま維持しています。売上高は前期比4%増の1370億円、純利益は4%増の153億円を見込んでおり、下半期もこの勢いを継続させる構えです。私個人の見解としても、不透明な世界情勢の中でこれほど安定した成長を描けるのは、同社の製品が「替えの効かない必需品」である証左だと感じています。職人技と最新技術の融合が、さらなる高みへ導くことでしょう。

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