【2019年最新】リソー教育が赤字縮小!中学受験の「TOMAS」好調の背景と今後の戦略を編集部が徹底解釈

個別指導塾のトップブランド「TOMAS(トーマス)」を展開するリソー教育が、2019年7月9日に2019年3月から5月期における連結決算を公表しました。発表された内容によると、最終損益は2億600万円の赤字を記録したものの、前年同期の2億3500万円という数字と比較すれば、着実に損失の幅を抑え込むことに成功しています。この結果には、不採算となっていた学校向け英会話教室から潔く手を引くという、経営陣の英断が大きく寄与していると言えるでしょう。

売上高に目を向けると、前年を11%も上回る52億円を達成しており、ビジネスの規模自体は力強く拡大している様子が伺えます。本業の儲けを示す営業損益についても、前年の2億8700万円の赤字から2億3300万円の赤字へと改善を見せました。ここで注目すべきは、教育業界特有の季節要因です。3月の卒業シーズンによって一時的に在籍人数が減少し、さらに新学期に向けた広告宣伝費を投じるこの時期は、どうしても収支がマイナスに振れやすいという構造的な背景が存在します。

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中学受験ブームが追い風!積極的なエリア拡大が実を結ぶ

今回の決算で最も驚くべきポイントは、中学受験を目指す小学生の生徒数が16%という高い伸び率を記録したことではないでしょうか。リソー教育が強みを持つ首都圏のみならず、これまで手薄だったエリアへも積極的に新校舎を構えた戦略が見事に的中した形です。この「連結決算」とは、親会社だけでなく子会社などのグループ全体の成績を合算した数値を指しますが、グループ全体が中学受験熱の高まりを追い風にして、着実にシェアを広げている様子が鮮明になりました。

SNS上では、今回の発表に対して「不採算事業の切り離しは懸命な判断だ」「TOMASの勢いが止まらない」といったポジティブな反応が相次いでいます。特に、個別指導というきめ細やかなサービスへの需要は依然として高く、親たちの教育熱が数字を支えているという指摘も多く見られました。一方で、一部の投資家からは「赤字幅が縮小したとはいえ、早期の黒字転換に期待したい」という、今後のさらなる収益性向上を熱望する厳しい視線も送られているようです。

私自身の見解としましては、この時期の赤字は、将来の利益を最大化するための「先行投資」としての意味合いが強いと考えております。特に中学受験市場は、少子化が進む現代においても「一人あたりの教育費」が増大しているため、非常に有望なマーケットです。不採算事業を切り捨て、高収益な個別指導モデルにリソースを集中させるリソー教育の選択は、極めて合理的です。2020年2月29日までの通期予想では、純利益が前年比14%増の18億円と強気の姿勢を崩していません。

今後の展望については、拡大した校舎網をいかに効率よく運営し、質の高い講師を確保し続けられるかが鍵となるでしょう。現在の勢いを維持できれば、通期での目標達成は十分に現実的な範囲内であると予測されます。教育現場の熱量と経営の合理化が両輪となって機能しているリソー教育から、今後も目が離せません。変化の激しい教育業界において、同社がどのような次の一手を打つのか、その動向を注視していく必要があるでしょう。

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