旅行好きの間で、いま北陸エリアが熱い視線を浴びています。リクルートライフスタイルが2019年07月11日に発表した「じゃらん宿泊旅行調査2019」の結果によると、「地元ならではのおいしい食べ物が多かった」という項目で、石川県が見事に2年連続の全国第1位に輝きました。この調査は、実際に宿泊旅行を楽しんだ方々の生の声が反映されるもので、石川県の食文化が非常に高いレベルで安定していることを証明しています。
石川県がこれほどまでに支持を集める理由は、やはり圧倒的な海の幸のクオリティにあるのでしょう。冬の味覚の王様であるカニはもちろんのこと、白身のトロとも称される「ノドグロ」や、職人の技が光る「すし」といったラインナップが、訪れる人々の胃袋を掴んで離しません。SNS上でも「金沢で食べた海鮮丼の鮮度が忘れられない」「市場での食べ歩きが最高のご褒美になった」といった、感動を伝える投稿が相次いでおり、食を目的に旅をするスタイルの定着が伺えます。
ここで注目したいのが、石川県のブランド力です。単においしいだけでなく、金沢の美しい街並みと相まって、食事そのものが「贅沢な体験」へと昇華されている点が強みと言えます。専門的な言葉で言えば、これは「ガストロノミーツーリズム」の成功例といえるでしょう。これは、その土地の風土や歴史が育んだ食を楽しみ、文化に触れる旅のスタイルを指しますが、石川県はこの分野において、まさに全国のトップランナーとして君臨しています。
一方で、石川県の隣に位置する富山県の躍進も見逃せないポイントです。同調査における「延べ宿泊者数の増加率」では、富山県が11.8%という驚異的な数字を叩き出し、全国で第4位にランクインしました。北陸新幹線の開業から時間が経過してもなお、北陸全体の観光ポテンシャルが拡大し続けている状況は、非常にポジティブな現象だと私は考えます。石川でグルメを堪能し、富山で絶景と温泉を巡るという、北陸周遊の魅力が広く浸透し始めているのかもしれません。
SNSの反響を見ても、富山に対しては「立山黒部アルペンルートの迫力に圧倒された」「富山湾のキトキト(新鮮)な魚も石川に負けていない」といった熱量の高い意見が目立ちます。編集部としては、石川県が築き上げた不動のグルメブランドに、富山県の勢いが加わることで、北陸エリアが日本を代表する観光の聖地としての地位をさらに盤石なものにすると確信しています。今度の連休は、そんな魅力あふれる北陸へ足を運んでみてはいかがでしょうか。
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