2019年6月4日(日本時間5日)、メジャーリーグ(MLB)では日本人選手の活躍と不運が交錯するドラマが繰り広げられました。ロサンゼルス・エンゼルスの大谷翔平選手は、オークランド・アスレチックス戦に「3番・指名打者(DH)」として先発出場し、豪快な一発を放って打者としての存在感を改めて示しています。一方、ニューヨーク・ヤンキースの田中将大投手は、トロント・ブルージェイズとの試合で先発登板しましたが、不運な判定なども絡み、苦しいマウンドとなってしまいました。
「二刀流」として球界の注目を一身に集める大谷選手は、この日の試合で3打数2安打2打点、1四球1三振と躍動しました。特にチームが0対4とリードを許して迎えた6回裏の第3打席、レフトスタンドへ飛び込む今シーズン第4号となるツーランホームラン(2点本塁打)を放ったのは圧巻でした。この一打でエンゼルスは2点差に追い上げ、球場のムードを一変させました。大谷選手のパワーは、ファンならずとも魅了される「規格外」の証です。SNSでは「大谷のホームランはやっぱり桁違い!」「打球速度がエグすぎる」といった、その豪快なバッティングに対する驚きと興奮の声があふれていました。
田中将大投手の苦闘:判定が明暗を分けた一戦
一方で、ヤンキースの先発を務めた田中投手は、本拠地ではないトロントでのブルージェイズ戦で苦難を味わいました。田中投手は6回を投げ、6安打4失点という内容で、今シーズン5敗目を喫しています。防御率(投手の成績を表す指標の一つで、9イニングを投げた場合に平均で何点取られるかを示す)は3.42と、ローテーションの軸として決して悪い数字ではありませんが、直近の登板では白星から遠ざかる状況にあります。
この日の田中投手の投球内容を詳しく見ると、5回に集中打を浴びて4失点したことが大きく響いています。現地メディアやファンからは、この5回のマウンドで球審によるストライク・ボールの判定に明らかなミスがあったとの指摘が相次ぎました。特にストライクゾーンのど真ん中に決まったかに見えた球がボールと判定されたことで、田中投手がリズムを崩し、その直後にホームランを許すなど、失点につながったという見方が広がっています。SNSでは「マー君(田中投手の愛称)が気の毒だ」「エンジェル・ヘルナンデス(球審)の判定はひどすぎる」など、審判への厳しい意見と田中投手への同情の声が多数投稿されていました。
野球は審判の判定が勝敗を左右することもあるスポーツですが、このように明らかな誤審が試合の流れを変えてしまうのは、非常に残念な出来事だと言えます。田中投手自身も試合後、「こういう時期はシーズンを過ごしていればある」と語り、辛抱強く次に向かう姿勢を示しました。世界最高峰のリーグであるMLBでは、選手の実力だけでなく、試合を取り巻く環境や不運さえも乗り越える精神力が求められることを痛感させられます。
コメント