2019年07月17日、徳島大学と日本貿易振興機構(JETRO)が、地域の未来を大きく変える画期的な一歩を踏み出しました。両者は、グローバル人材の育成や国際的な共同研究を加速させるための包括連携協定を締結したのです。これはJETROにとって、四国地方の大学と結ぶ初めての包括的な協力体制となります。地方から世界を見据えたこの大胆な試みに、SNS上でも「徳島から世界企業が生まれるかも」「留学生の活躍が楽しみ」といった期待の声が続々と寄せられています。
ここで改めて解説しておきたいのが、連携相手である「JETRO(ジェトロ)」という組織についてです。これは日本の貿易を振興し、海外とのビジネスを円滑に進めるための公的な機関を指します。いわば、日本企業が海外へ飛び出す際の強力なナビゲーターのような存在です。今回の提携によって、徳島大学が持つ最先端の知見と、JETROが誇る世界規模のネットワークが融合することになります。その相乗効果は、地方経済にとって計り知れない価値をもたらすに違いありません。
世界を射程に捉える「大学発スタートアップ」への強力な追い風
今回の協定は、主に3つの大きな柱で構成されています。一つ目は国際的な産学連携の推進、二つ目は大学発スタートアップへの支援、そして三つ目がグローバル人材の育成と定着です。特に注目したいのが、大学での研究成果をもとに起業する「スタートアップ」への手厚いサポートでしょう。JETROは、海外市場での展開を目指すベンチャー企業に対し、最適なパートナー企業の選定やビジネスマッチングを積極的に実施する計画を立てています。
ここで言う「ビジネスマッチング」とは、簡単に言えば「ビジネス上の理想的な結婚相手を探す」ような作業を指します。JETROは独自の「中小企業海外展開現地支援プラットフォーム」という仕組みを活用し、地元徳島の中小企業が抱える海外展開の課題を多角的に解決へと導く予定です。こうしたプロの視点が入ることで、地方企業の海外進出における心理的な壁はぐっと下がるはずです。世界をより身近に感じられる環境が、今まさに整いつつあると言えるでしょう。
教室から世界へ直結!次世代を担うグローバル人材の育成
教育面での取り組みも非常に魅力的です。JETROからは、海外の最新の経済事情や貿易実務に精通した専門家が講師として派遣されます。学生たちは教室にいながらにして、世界のリアルな息吹を感じ、実践的な知識を学ぶことができるのです。また、日本での就職を希望する留学生と県内企業との架け橋となる活動も始まります。多様な背景を持つ人材が地元企業に定着することは、徳島全体のイノベーションを促進する起爆剤となることが期待されます。
編集部としては、この連携が地方創生の新たなモデルケースになると確信しています。これまでは「地方=国内市場」という図式が一般的でしたが、これからは「地方から直接世界へ」というルートが当たり前になるべきです。徳島大学の野地澄晴学長も締結式にて、海外での活動がさらに前進することへの強い期待を口にされていました。大学の技術力と公的な支援が結びつくことで、徳島の地から世界を驚かせるニュースが届く日は、そう遠くない将来に訪れるはずです。
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