2019年07月24日、自然と人間が手を取り合って生きていく未来に貢献した研究者を称える「コスモス国際賞」の今年度の受賞者が発表されました。国際花と緑の博覧会記念協会が選出したのは、アメリカのデューク大学で教鞭を執るスチュアート・ピム教授です。この賞は、地球上の生命が織りなす美しい調和を守るために尽力した人物に贈られる非常に名誉ある賞として知られています。
ピム教授の功績は、私たちが生きるこの世界の「生命のつながり」を科学の力で解き明かした点にあります。彼は、生き物同士が食べる・食べられるという関係性を示す「食物連鎖網」の複雑さを研究しました。さらに、生き物がどれほどの速さで地球上から姿を消しているのかという「絶滅速度」を、数理モデルという数学的な計算手法を用いて具体的に算出したのです。こうしたデータは、今の地球が直面している危機を私たちに可視化してくれました。
ここで登場する「数理モデル」とは、現実の複雑な現象を数式で表現し、将来の予測や分析を行う仕組みを指します。また「生物多様性」とは、多種多様な生き物が関わり合い、豊かな生態系を保っている状態のことです。ピム教授は単に研究室に籠もるだけでなく、自らNGOを立ち上げ、科学的な根拠に基づいた生物保全活動を世界各地で支援してきました。この理論と実践の両輪こそが、今回の受賞の決め手となったのでしょう。
SNS上では今回のニュースを受け、「絶滅のスピードを数値化した功績は大きい」「未来の子供たちに豊かな自然を残すための希望だ」といった感動の声が広がっています。科学者が現場に出て活動を支援する姿勢に対し、多くの人々が共感と尊敬の念を抱いているようです。環境問題が深刻化する現代において、彼の活動はまさに暗闇を照らす一筋の光のように感じられるのではないでしょうか。
私個人の意見としては、データという客観的な指標を持って自然保護を訴えるピム教授の手法は、感情論に終始しがちな環境問題において極めて重要だと考えます。数字で示されることで、私たちは初めて事の重大さを自分事として捉えられるからです。今回の受賞をきっかけに、多くの人が足元の生態系に目を向けることを願ってやみません。栄えある授賞式は、2019年11月07日に大阪市内で華やかに開催される予定です。
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