静岡県浜松市の産業界に、新たな希望の光が差し込んでいます。浜松商工会議所は2019年07月24日、産業用ロボット業界の雄であるナブテスコ株式会社との新たなビジネスチャンスを創出するため、展示商談会への出展企業募集を開始しました。この取り組みは、ナブテスコが浜松市北区の第三都田地区工場用地へ進出することをきっかけに企画されたもので、地元企業との強力なパートナーシップ構築が期待されています。
今回、商談の主役となるナブテスコは、中大型産業用ロボットの関節部分に欠かせない「精密減速機」において、世界シェアの約60%を誇る圧倒的なリーディングカンパニーです。減速機とは、モーターの回転速度を落としてトルク(回す力)を高める装置のことで、ロボットが重いものを持ち上げたり、ミリ単位の正確な動きを実現したりするために極めて重要な役割を担っています。まさに、世界のモノづくりを根底から支える心臓部を作っている企業といえるでしょう。
このような巨大資本が浜松へ進出するというニュースは、SNS上でも大きな反響を呼んでいます。「輸送機器の街・浜松にロボットの巨人が来るのは熱い」「下請け構造から脱却し、次世代技術で繋がるチャンスだ」といった、地元の製造業関係者による前向きな声が目立ちます。特に、自動車部品製造で培われた高度な加工技術を持つ企業にとっては、ロボット産業という新たな成長分野へ参入するための絶好のチケットになるに違いありません。
注目の展示商談会は、2019年11月28日に三重県にあるナブテスコの津工場で開催される予定です。募集の対象となっているのは、同社の製品力をさらに高めるような新技術や画期的な工法、あるいは生産効率を劇的に改善する提案を持つ企業となっています。自社の強みを世界基準のメーカーに直接アピールできるこの貴重な機会は、単なる取引先の確保に留まらず、自社の技術水準を世界レベルへと引き上げる試金石となるはずです。
筆者の個人的な見解としては、この商談会は浜松のモノづくり文化が「変革」を迎える重要なターニングポイントだと確信しています。既存の自動車産業に依存するだけでなく、ロボット関連技術という新しい柱を立てることは、地域の経済基盤をより強固なものにするでしょう。地元の熟練した技術者たちが、世界シェアNO.1の企業とどのような化学反応を起こすのか、その行方から目が離せません。革新を恐れない挑戦者の登場を、心より期待しております。
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