【脱プラ最前線】石井食品が名刺・書類に新素材LIMEX導入!地球に優しいCSR戦略とミートボールへの展望

食品メーカーの石井食品が、地球環境への配慮を前面に押し出した新たな取り組みを加速させています。これは、世界的な潮流となっている「脱プラスチック」の機運に対応し、企業の社会的責任(CSR)を果たす姿勢を消費者に強くアピールするのが狙いでしょう。同社は2019年7月を目処に、全社員の名刺や一部の社内書類について、環境負荷の少ない新素材「LIMEX(ライメックス)」への切り替えを断行する予定です。

このライメックスは、株式会社TBM(東京・中央)によって開発された革新的な素材です。最大の特徴は、主成分の半分以上が石灰石(主に炭酸カルシウム)で構成されている点にあります。これにポリプロピレンなどのプラスチックを混合して成形されており、紙や従来のプラスチックに代わる素材として大きな注目を集めているのですね。ライメックスは耐水性が非常に高く、長期間使用しても劣化しにくいという特性を持っています。すでに、飲食店のメニュー表やレジ袋の代用品など、幅広い用途で実用化が進んでいる状況です。

石井食品では、年間で約2万5千枚作成している社員用の名刺を、2019年7月以降はすべてこのライメックスに切り替える計画です。この変更により、紙製の名刺と比較して、名刺100枚あたり約10リットルもの水を節約する効果が見込まれています。ライメックスの名刺は、紙とは異なり、触るとつるつるとした独特な感触がありますよ。さらに社内では、毎年発行される「経営方針書」(A5サイズ、約30ページ)でもライメックスを先行導入いたします。名刺と経営方針書を合わせた切り替えによって、年間で約1万リットル程度の水を節約し、同時に紙の原料となる木材の使用量も削減できる見通しとなっています。

近年、海洋におけるプラスチック汚染が深刻化し、世界中で「脱プラスチック」が喫緊の課題となっています。このような背景から、企業側にも消費者からプラスチックの使用を控えるよう要望する声が増加しているのです。石井食品の広報担当者は、「社内施設でプラスチック製のストローの使用を取りやめるなど、脱プラスチックの取り組みはすでに進めています。今回のライメックス導入をきっかけに、CSRとして、さらに環境への配慮に努めてまいります」と述べており、この取り組みへの並々ならぬ意欲が感じられますね。

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主力商品「ミートボール」も脱プラへ?

今回の名刺・書類へのライメックス導入は、同社の環境対策における第一歩に過ぎません。石井食品は、商品の包装についてもプラスチックの使用を段階的に廃止し、ライメックスを含む環境負荷の少ない新素材への切り替えを検討していく方針です。まずは、商品包装の「脱プラスチック化」を推進するため、本社マーケティング部門だけでなく、生産工場の社員も交えた専門チームを社内に立ち上げる計画です。

そして、生産ロットが比較的少ない商品から順次、新素材への切り替えを先行的に進めていくことが想定されています。石井食品が目指す大きな目標の一つは、主力商品である「おべんとクン ミートボール」の包装における脱プラスチックの実現です。同商品は年間で約7000万袋も製造されており、「おべんとクン ミートボール」の包装が新素材へ切り替われば、年間で数百トン単位という非常に大きな量のプラスチック利用削減が見込まれるのです。これは、同社の環境対策が単なる対外的なアピールに留まらず、事業の根幹に関わるレベルで環境負荷の低減を目指していることを示しています。

SNSでも共感と期待の声が広がる

このような石井食品の「脱プラスチック」に向けた積極的な姿勢は、SNS上でも好意的に受け止められています。特に、主婦層や環境意識の高いユーザーからは、「ミートボールの包装も変わったら嬉しい」「普段使いの食品メーカーが環境を考えてくれるのは心強い」といった共感や期待の声が寄せられているようです。紙やプラスチックの代替素材であるライメックスは、石灰石という豊富な資源を主原料としており、水や木材の使用量を抑えられることから、企業の環境意識の高まりとともに、今後ますます注目度が増していくに違いないでしょう。環境と企業活動の両立を目指す石井食品の挑戦は、他の食品メーカーにも良い影響を与え、業界全体のサステナビリティ(持続可能性)向上をけん引していく可能性を秘めていると私は考えます。

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