2019年6月6日、米グーグルは、かねてより注目を集めていたクラウドゲームサービス「Stadia(スタディア)」の詳細を遂に発表しました。ゲーム専用機がなくても、インターネット経由でゲームをストリーミング配信し、高画質で遊べるというこのサービスは、2019年11月に米国やフランスなど欧米14カ国でサービスを開始する予定です。このStadiaの登場は、家庭用ゲーム機のあり方を根本から変える可能性を秘めており、ゲーム業界に新たな潮流を生み出すでしょう。
Stadiaの最も革新的な点は、高価なゲーム機本体を必要としない点にあります。ユーザーは月額9.99ドル(米国での価格、当時のレートで約1,080円)を支払うことで、ネットに接続されたテレビや、グーグルのスマートフォン、そして同社のウェブブラウザ「クローム」が使えるパソコンなどで、約30種類のゲームタイトルをプレイできるようになるのです。特に通信環境が整っていれば、4Kの高画質でゲームを楽しめるという点は、非常に魅力的です。この「ゲーム機不要」という手軽さこそが、従来のゲーマー層だけでなく、より幅広い層に高品質なゲーム体験を提供する鍵になると筆者は見ています。
当初、Stadiaを利用できるデバイスは、グーグルのスマートフォン「Pixel 3」「Pixel 3a」、そして映像配信端末の「Chromecast Ultra(クロームキャストウルトラ)」を接続したテレビ、そして「Chrome」ブラウザを利用できるパソコンに限定されます。Chromecast Ultraとは、テレビに接続することで、インターネット経由の映像コンテンツを高解像度で楽しむための端末です。サービス開始当初からすぐに利用したい熱心なファン向けには、コントローラーとChromecast Ultra、そして3カ月分の利用料をセットにした129ドルの「ファウンダーズエディション」が用意されています。
日本の有名タイトルも配信決定!業界の反応と期待
グーグルのフィル・ハリソン副社長は、Stadiaの発表会において「数百社のゲーム会社と協業している」と力強く強調しました。その中には日本のゲーム会社も含まれており、たとえばバンダイナムコエンターテインメントの2016年発売の**「ドラゴンボール ゼノバース2」が、Stadiaで配信される予定です。また、ベルギーのラリアンスタジオが制作する新作ロールプレイングゲーム(RPG)「バルダーズ・ゲート3」などの注目タイトルも紹介されました。
この発表に対するSNS上の反響は非常に大きく、「ついにゲームのサブスクリプション時代が本格的に到来するのか」といった期待の声や、「回線速度が本当に重要になる」というインフラ面での懸念、さらには「対応タイトルが今後どれだけ増えるかが鍵だ」といった具体的な議論が繰り広げられています。特に、日本国内からも有名タイトルが参入することに対し、日本のゲーマーからも強い関心が寄せられている状況です。
クラウドゲーム、またはゲームストリーミング**とは、ゲームの処理をユーザーの端末ではなく、すべてデータセンター側(クラウド)で行い、そのプレイ画面だけをインターネット経由でユーザーの端末に転送する仕組みです。これにより、高性能なグラフィックボードやCPUを搭載した高価なゲーム機が不要となります。私の意見としては、この技術は、ゲームの敷居を劇的に下げ、今までゲームをあまりプレイしなかった層にも、手軽に高品質な体験を届けるポテンシャルを秘めていると考えています。2019年11月からのサービス開始で、グーグルがゲーム業界にどのような「革命」を起こすのか、今後の展開に注目していきたいです。
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