2019年08月02日、電子部品やセラミックス製品の製造で世界的に知られるイビデンが、2019年度の第1四半期(4月〜6月期)決算を発表いたしました。その内容は、純利益が前年の同じ時期と比べて8%も増加し、29億円に達するという非常にポジティブなものです。一時期は厳しい状況も見られましたが、今回の結果は同社の底力を強く印象づけるものとなりました。
今回の好調を強力にバックアップしたのは、スマートフォンやパソコンの心臓部を支える「電子事業」の劇的な改善です。特に、データセンターなどで需要が急増しているサーバー用パッケージ基板が大きな役割を果たしました。パッケージ基板とは、ICチップとプリント配線板を繋ぐための重要な部品であり、高度な製造技術が求められる分野です。この領域での黒字化が、全体の利益を押し上げる原動力となりました。
一方で、自動車の排ガス浄化用フィルターなどを手掛けるセラミック事業については、世界的な自動車市場の停滞もあり、やや苦戦を強いられている状況です。しかし、主力である電子事業がそれを補って余りある成長を見せたことは、多角経営の強みが発揮された結果だと言えるでしょう。SNS上では、投資家を中心に「サーバー向け製品の強さが際立っている」「底打ちからの反転攻勢に期待したい」といった前向きな反響が数多く寄せられています。
個人的な視点を交えますと、5G時代の到来やクラウドサービスの普及という追い風を、イビデンは見事に捉えているように感じます。たとえ一部の事業が市場環境に左右されたとしても、技術トレンドの最先端に位置する製品がしっかりと収益を支える構造は、企業としての健全性を示しているのではないでしょうか。今後のさらなる成長に向けた、非常に期待の持てる四半期決算であったと評価できるはずです。
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