川崎市の医療体制に、非常に明るいニュースが飛び込んできました。2019年08月02日、川崎市は2018年度の病院事業決算を発表し、最終的な利益を示す純損益が8億7000万円の黒字になったことを明らかにしました。同市立病院が黒字を記録するのは、なんと7年ぶりの快挙となります。
長らく厳しい経営状況が続いていただけに、今回のV字回復は市民にとっても大きな安心材料となるでしょう。SNS上では「地元の病院が健全化するのは嬉しい」「待ち時間の改善や設備の充実にも期待したい」といった、経営改善を歓迎する声や今後のサービス向上を望む投稿が数多く寄せられています。
紹介患者の増加と徹底した経費削減がもたらした劇的な経営改善
今回の黒字化を実現させた最大の要因は、近隣のクリニックなど「地域医療機関」との強力な連携です。他の病院からの紹介状を持って受診する「紹介患者」を積極的に受け入れたことで、高度な治療を必要とする患者さんが増え、病院としての専門性がより発揮される形となりました。
ここで言う「紹介患者」とは、まずは身近な診療所で診察を受け、より専門的な検査や手術が必要だと判断されて市立病院へ繋がれた方々のことを指します。この仕組みが円滑に回ることで、医療の役割分担が明確になり、結果として病院の収益基盤を盤石なものへと押し上げたのです。
さらに注目すべきは、内部努力による「外部委託費」の削減です。これは清掃や警備、システムの維持管理などを外注する際にかかる費用のことですが、この支出を徹底的に見直したことが利益を大きく底上げしました。攻めの集患と守りのコストカットが、見事に噛み合った結果と言えます。
編集者としての視点ではありますが、公立病院が単なる行政の補助に頼るのではなく、自らの経営努力で健全化を成し遂げた点は高く評価されるべきでしょう。医療の質を落とさずに無駄を省くという姿勢は、全国の自治体病院にとって一つの希望あるモデルケースになるに違いありません。
2019年08月02日時点のこの勢いを維持し、黒字で得た利益が最新の医療機器の導入やスタッフの労働環境改善へと還元されることを切に願います。地域に根ざした基幹病院として、川崎市立病院がこれからも市民の命を守り続ける拠点であり続けることを、私たちは期待せずにはいられません。
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