2019年08月02日、三重県伊勢市において救急医療の根幹を揺るがすショッキングな事実が明らかになりました。伊勢市消防本部が、深刻なやけどを負った女性からの119番通報を受けた際、状況を過小評価して救急車の出動を見送っていたことが判明したのです。市民の命を守る砦であるはずの消防による判断ミスに、地域社会では動揺が広がっています。
事の発端は2019年07月の出来事でした。被害に遭った女性は重度の熱傷を負い、藁にもすがる思いで緊急通報を行いましたが、受付担当者は緊急性が低いと誤認してしまいます。これは「トリアージ」と呼ばれる、患者の緊急度や重症度を判定し優先順位をつける工程での重大なエラーと言えるでしょう。結果として救急車は派遣されず、女性は苦痛に耐えながら自力で病院へ向かうことを余儀なくされました。
病院に到着した際、女性の状態は決して軽微なものではなく、そのまま入院治療が必要と診断されるほどでした。この事態を重く見た伊勢市消防本部は、今回の対応が極めて不適切であったことを認め、公式に謝罪を表明しています。本来であれば、電話口での問診から「重症化のサイン」を見抜き、迅速に車両を向かわせるべき事案であったことは明白ではないでしょうか。
このニュースに対し、SNS上では「もし自分や家族だったらと思うとゾッとする」「救急車を呼ぶハードルが上がってしまうのではないか」といった不安の声が数多く投稿されています。また、通報者の切迫した声から真実を読み取る難しさを指摘する意見も見受けられますが、それでも救えるはずの命が危険にさらされたという事実は、ネット上でも厳しい批判の対象となっているようです。
個人的な見解を述べさせていただきますと、今回の問題は単なる個人のミスではなく、組織としての判断基準や教育体制に課題があったと言わざるを得ません。救急車の適正利用が叫ばれる昨今ですが、本当に助けを必要としている人が切り捨てられるようなことがあっては、公共インフラとしての信頼は崩壊してしまいます。二度とこのような悲劇を繰り返さないためにも、徹底した原因究明とマニュアルの再構築が急務です。
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