世界的な建設機械メーカーとして知られるコマツ(株式会社小松製作所)より、2019年08月01日付の新しい人事異動が発表されました。今回の異動は、同社の心臓部とも言える「生産本部生産技術開発センタ」における主要なポストの入れ替えとなっており、現場の最前線で培われた知見を新たな領域へ展開しようとする同社の力強い意志が感じられます。
具体的には、上原昌貴氏が素形材・自動化グループマネージャー(GM)に就任されました。上原氏はこれまで塑性加工や鋳造の現場を支えてきたエキスパートであり、その経験が自動化技術と融合することで、製造現場のさらなる効率化が期待できるでしょう。ここでいう「素形材」とは、鋳造や鍛造などによって作られる、製品の土台となる部材や材料のことを指す重要な専門用語です。
また、板金構造物GMには小野数彦氏が就任し、名畑英二氏は主幹技師として技術の継承にあたります。さらに海外拠点に目を向けると、コマツバンコクリーシングの社長に浜田智康氏が抜擢されました。タイのインフラ需要を支える金融サービスのリーダー交代は、東南アジア市場における同社のプレゼンスをより強固なものにするに違いありません。
SNS上では、このニュースに対して「コマツの生産技術は世界一」「自動化を推進する姿勢が現場の人事にも表れている」といった期待の声が寄せられています。特に、長年現場を支えてきた専門家が自動化部門のトップに立つことへの信頼感は厚く、伝統的な職人技と最新テクノロジーの融合を心待ちにするファンが多いようです。
筆者の視点としては、今回の人事は単なる組織の若返りではなく、特定の技術に精通したスペシャリストを、より広い視野が求められるマネジメント層へ配置した「攻め」の人事であると評価します。製造業のデジタル変革が急務となる2019年の現在において、現場を知り尽くしたリーダーが自動化を指揮する意義は極めて大きいと言わざるを得ません。
日本のものづくりを牽引するコマツが、今回の人事を通じてどのような革新を現場にもたらすのか、今後もその動向から目が離せません。生産技術の向上は、そのまま製品の信頼性に直結するため、世界中の建設現場で活躍する「KOMATSU」ブランドがさらに磨き上げられていく過程を、私たちはリアルタイムで目撃しているのです。
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