🍜**【音楽業界の異端児】マキシマム ザ ホルモンが語る「バンドのチェーン展開」に込めた熱き想い!こってり濃厚な秘伝の味を世界へ**

人気ロックバンドのマキシマム ザ ホルモンが、音楽業界の常識を打ち破る革新的な取り組みをスタートさせました。それは、バンド活動に「フランチャイズチェーン(FC)制度」を導入するという、まさに異例の挑戦です。FC制度は、主に飲食店などで事業のノウハウを共有し、多店舗展開を図るビジネスモデルを指します。彼らは、この仕組みを導入することで、バンドとしての活動の幅を飛躍的に広げようとしているのです。

この前代未聞の試みは、2019年5月にオーディションで選ばれた「2号店」のデビューという形で結実しました。2号店は、本店であるマキシマム ザ ホルモンの楽曲を自由に使い、ライブ活動を行うことが可能で、対象年齢はオムツが取れている4歳以上というユニークな設定も話題を集めています。SNSでは「まさかバンドをチェーン展開するとは!」「これはホルモンにしかできない発想だ」といった驚きと期待の声が多数寄せられ、その反響の大きさは、彼らの注目度の高さを物語っています。

このFC制度の発案者であるマキシマムザ亮君(歌と6弦と弟)は、なぜこのような大胆な一手を打ったのでしょうか。彼は、数万人を収容するアリーナやドームといった大規模会場での単独公演をあえて避け、小規模なライブハウスでの演奏にこだわり続けてきたと言います。その理由について亮君は、「企業のように規模の拡大を目指すことではなく、でかさよりもこってり濃厚であることが大切」という、独自の価値観を強調されました。

亮君は、バンド活動をラーメン店に例えて説明します。彼にとって、ライブハウスは「自分たちの味(音楽)を冷めないうちに届けられる場所」であり、会場が大きくなることでバンドとファンの間に生まれる熱量が薄まってしまうことを懸念されているのです。彼らの熱狂的なファンの総称である「腹ペコ」の心に染みわたるのは、「こってりであること」こそが重要だと、亮君は熱く語ってくださいました。これは、規模を追うのではなく、質と濃度にこだわるという、マキシマム ザ ホルモンの揺るぎない哲学であると拝察いたします。

しかし、なぜFC制度が必要だったのでしょうか。亮君は、「ライブハウスに来てくれる腹ペコ以外にも音楽を届けたいが、本店である4人だけでは活動をまかないきれない人手不足がある」と、その背景を明かしました。本店が届けられない層にも、彼らの「秘伝の味」を受け継いだFCが活動することで、音楽を伝えられると考えたのです。将来は、ロックフェスの同じ時間帯に、それぞれ別のステージで本店と2号店が演奏できたら面白いという、夢のある構想も披露されました。

2号店には、本店にはいないDJが参加していたり、曲のアレンジも異なっていたりします。これに対し、「熱狂的なファンは落胆するのでは」という懸念も生じます。亮君は、「2号店の味が気に入らない腹ペコには、引き続き本店の味を楽しんでほしい」と述べており、本店と2号店で腹ペこの奪い合いはしたくないという、潔い姿勢を示されました。むしろ、この多様性が、より多くの人々に彼らの音楽を届けるための戦略であると感じます。

FC制度の構想は、約6年前から温められていたそうです。その頃には、腹ペコを対象とした「どんぐり」という仮想ポイント制度を考え、ライブ中のマナーが良い観客にポイントを付与したり、マナーの悪い観客からポイントを没収したりする「どんぐり国家」を築きたいという、ユニークなアイデアもありました。こうしたエピソードからも、彼らが以前からマーケティングの視点を取り入れ、ファンとの関係構築を深く考えていることが分かります。

インターネット配信やサブスクリプション(定額制音楽配信サービス)の普及により、音楽の売り方が激変している現代において、バンドにとってマーケティングの重要性はますます高まっています。亮君は、音楽を料理に例え、「これまでのバンドは自分の好きな料理(音楽)を作ればよかったが、現在は料理人が料理をしているだけでは生き残るのが難しい」と警鐘を鳴らしました。誰かにマネされるリスクを避け、将来的に「コンビニやインスタントラーメンで、ホルモンっぽい味が作られる時代が来るかもしれない」からこそ、バンド自らがマーケティング意識を持つことが非常に重要であると説かれるのです。

マキシマム ザ ホルモンは、日清食品の**「アウトサイダー広告代理人」**という肩書きで、プロモーション活動も担っています。亮君は、以前から日清食品にシンパシー(共感)を感じており、日清のCMのキャッチコピーを引用した「ハングリープライド」という楽曲を勝手に制作していた経緯があったそうです。その楽曲は、後にカップヌードル コッテリーナイスと、カレーメシのCMで実際に使われることになりました。

彼らは、テレビ番組への出演をほとんど行いません。その理由は、テレビに出演すると「ロックじゃない」と落胆するファンが少なくないためです。そのため、一般的なタイアップ広告ではなく、共感できる企業のCMに協力するという手法で、マス(大衆)へのアピールを成功させました。これは、自らのブランディングとファンの信頼を最優先しつつ、巧みに知名度を高めるという、彼らの戦略的思考の賜物と言えるでしょう。

マキシマム ザ ホルモンは、亮君、ナヲ(ドラムと女声と姉)、ダイスケはん(キャーキャーうるさい方)、上ちゃん(4弦)の4人組で、1998年(平成10年)に東京都八王子市で結成されました。独特の語感やメッセージ性を持つ歌詞と、激しいながらもポップなメロディーが特徴です。2013年(平成25年)に発売されたアルバム『予襲復讐』は、オリコンチャートで3週連続1位、35万枚を超えるセールスを記録し、「第6回CDショップ大賞」の大賞にも選ばれています。2017年(平成29年)にはブラジルやチリで2,000人規模の単独公演を成功させ、メキシコのロックフェスでは日本人で唯一メインステージに出演するなど、その勢いは国内にとどまらず、世界に拡大しているのです。

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