2019年7月15日、JR東日本仙台支社は、磐越西線(ばんえつさいせん)の郡山(こおりやま)駅(福島県郡山市)から会津若松(あいづわかまつ)駅(福島県会津若松市)間が開通120周年を迎えることを記念し、特別な臨時列車を運行します。この記念すべきイベントは、鉄道ファンのみならず、多くの方々の郷愁を誘う魅力的な企画であると言えましょう。SNS上でも「これは乗りたい!」「懐かしい車両に期待」といった声が多数見受けられ、大きな反響を呼んでいるようです。
運行されるのは、現代の列車とは一線を画す、レトロな旧型車両です。力強いディーゼル機関車がけん引し、座席は向かい合わせのボックスシートという昔ながらのスタイルで、乗客を古き良き鉄道の旅へと誘います。車内では、この日のために用意された特製の弁当が配られるとのこと。旅情を盛り上げる心憎い演出に、思わず胸が高鳴るファンも多いのではないでしょうか。この臨時列車の旅は、会津若松駅から郡山駅までの片道のみの設定となっている点も、その特別感を強調しているように感じます。
さらに、この記念列車には、特別に注文して制作されたホーロー製のプレートが取り付けられます。ホーロー(琺瑯)とは、金属の表面にガラス質の釉薬(ゆうやく)を高温で焼き付けた素材のことで、耐久性と光沢があり、かつては駅名標や行き先表示板によく使われていました。このレトロな素材の使用は、開通120周年という歴史の重みを象徴し、鉄道愛好家にはたまらないディテールでしょう。車両自体が、まるで生きた歴史の証人として、この記念すべき日を彩るのです。
車窓からは、福島県を代表する雄大な自然美を堪能できます。特に天候に恵まれれば、日本で4番目に広い湖である**猪苗代湖(いなわしろこ)のきらめく水面や、「会津富士」とも呼ばれる会津磐梯山(あいづばんだいさん)**の堂々とした姿を望むことができるでしょう。移り変わる美しい風景を、ゆったりとした旧型車両のボックスシートから眺める時間は、かけがえのない思い出になるに違いありません。美しい自然とレトロな車両の組み合わせは、まさに至福のひとときを提供してくれるはずです。
この特別な旅は、旅行商品として販売され、2019年7月7日より申し込みの受付が開始されています。募集人数は200名限定で、インターネットやJRの旅行窓口であるびゅうプラザの店舗などで購入できます。料金は、大人1名あたり9,500円です。120年という長い歴史を誇る磐越西線と、郷愁を誘う旧型車両の旅は、鉄道史の節目を体感できる貴重な機会となるでしょう。私も、ぜひこの特別な列車に乗り込み、歴史を感じる旅を楽しみたいと思っています。
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