設備工事の国内大手であるダイダン株式会社が、ビルのエネルギー消費を劇的に効率化する革新的な遠隔管理サービス「リモビス」の提供を開始しました。このシステムは、建物内の照明や空調設備に高度なセンサーを配置することで、稼働状況をリアルタイムで把握できる画期的な仕組みです。これまでは各建物の現地でしか確認できなかった情報を、インターネットを通じてどこからでもモニタリングできるようになります。
特筆すべきは、従来は建物ごとに設置されていた「中央制御盤」をクラウド化した点にあります。中央制御盤とは、ビル全体の電気や空調、防災設備などを一括で監視・制御するための、いわば「建物の心臓部」に当たる装置のことです。これをインターネット上のサーバー(クラウド)に移行させたことで、管理者は物理的な場所に縛られることなく、手元の端末からエネルギーの利用状況を詳細に確認することが可能となりました。
もし照明の消し忘れといったエネルギーの無駄遣いが発生したとしても、システムが即座にアラートで通知してくれるため、見落としの心配がありません。さらに、異常を検知した際には遠隔操作で電源をオフにする機能も備わっており、無駄なコストを徹底的に排除できるでしょう。2019年08月06日の発表によれば、延べ床面積が2万平方メートル程度のビルにおいて、月額20万円ほどの利用料で運用できる想定です。
SNS上では、この「リモビス」の登場に対し、「ビル管理のデジタル化がここまで進むのか」といった驚きの声や、「複数拠点の管理が楽になりそう」という期待の声が寄せられています。特に、全国に支店を持つ企業にとっては、各拠点のエネルギー使用量を一括で把握できる点が大きな魅力となるはずです。人手不足が深刻化する管理業界において、省人化とコスト削減を同時に実現するこのサービスは、まさに時代のニーズに応えるものと言えます。
ビッグデータ活用で見据える、完全自動制御の未来
今後の展望として、ダイダンは蓄積された膨大な「ビッグデータ」を解析し、より高度な自動制御システムの構築を目指しています。ビッグデータとは、単なる大量のデータではなく、多種多様でリアルタイム性の高い情報の塊を指します。これらを人工知能などで分析することで、人が介在しなくても最適なタイミングで空調や照明をオンオフできる、究極の省エネ環境が実現する日も近いのではないでしょうか。
私自身の見解としては、こうしたサービスは単なる経費削減のツールにとどまらず、地球環境保護への貢献という観点からも極めて重要だと確信しています。これまでのビル管理は属人的な判断に頼る部分が多かったのに対し、データに基づいた客観的な運用へとシフトすることは、業界の透明性を高めることにも繋がります。持続可能な社会を目指す中で、ダイダンの挑戦は建設・設備業界に新たなスタンダードを確立するはずです。
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