🚀アイリスオーヤマが中国EC市場を席巻へ!天津新工場で全土配送網を確立、加速する海外戦略の全貌

ホームセンター向け商品で知られるアイリスオーヤマが、中国国内の電子商取引(EC)市場での攻勢を一段と強めています。2019年6月12日、同社は中国・天津に新たな工場を建設すると発表しました。ECとは、インターネット上で商品やサービスを売買する取引のことで、中国では急速な成長を続けています。この新工場は、中国国内では10番目の拠点となり、特に北京を中心とする中国北部エリアの重要な物流拠点として機能する予定です。これにより、急拡大するEC市場での競争力を飛躍的に高める狙いがあると言えるでしょう。

今回の新工場建設には約50億円が投じられ、2019年10月に着工し、2021年12月に竣工する予定です。生産品目は、室内の空気を循環させる小型家電であるサーキュレーターをはじめとした小型家電製品や、生活に欠かせないプラスチック製の収納用品が中心となります。初年度の売上目標は50億円と非常に意欲的な設定です。さらに、生産ラインに加えて、約2万1600枚ものパレットを収容可能な大規模な自動倉庫も備えられます。パレットとは、物流現場で荷物をまとめて運ぶために使われる台座のことで、この自動倉庫により、迅速かつ効率的な出荷体制が構築されることになります。

中国国内におけるアイリスオーヤマの最大の生産拠点は北部の大連工場ですが、こちらは主に日本などへの輸出を担ってきました。これまで中国北部向けに出荷される商品は、大連工場と蘇州工場の2拠点から賄われており、輸送にかかるコスト、すなわち配送料が大きな負担となっていました。天津工場の新設は、この北部地域の物流を専門に担い、配送コストの大幅な低減を目指すものです。この体制が整うことで、同社はついに中国全土への配送網を完成させ、国内向け販売を強化する基盤を確立することになります。

個人的な意見としては、この動きは同社の未来を占う上で非常に賢明な一歩だと評価できます。中国EC市場の成長は著しく、現地生産・現地消費の体制を強化することで、消費者ニーズに素早く応え、価格競争力も向上させることが可能になるからです。SNS上でも、このニュースに対しては「アイリスオーヤマの家電はコスパが良いから、中国でも人気が出そう」「全土配送網は強い」といったポジティブな反響が多く見受けられます。日本のメーカーが世界市場で存在感を高めることは、非常に喜ばしいことではないでしょうか。

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世界を視野に入れた「グローバル成長戦略」が進行中

アイリスオーヤマグループは、2022年にグループ26社全体で売上高1兆円という大きな目標を掲げています。この目標達成の柱として、「家電」「EC」「企業間取引(BtoB)」「海外」の4つの事業の強化を推進しています。直近の業績では、グループ全体の2019年12月期の売上高は、前期比で18パーセント増の5600億円を見込んでおり、特に牽引役である家電事業は36パーセント増の1100億円という急成長が見込まれています。

国内市場では、テレビやエアコン、冷蔵庫といった大型家電の販売を伸ばす計画が進められていますが、海外事業、特に中国への力の入れ具合は群を抜いています。既に2017年には広州工場が竣工し、翌2018年には蘇州工場の生産能力を3倍以上に増強するなど、生産体制の強化が続いています。米中貿易摩擦の影響で、一部の米国向けサーキュレーターの生産を韓国へ移すといった調整はありますが、天津工場の稼働により、中国国内向けのプラスチック収納用品から家電まで、あらゆる商品を生産・販売できる「全方位体制」がより盤石なものになるでしょう。

さらに、同社のグローバル戦略はアジアだけにとどまりません。欧州や米国での生産・販売強化も積極的に進められています。すでにオランダに続く欧州第2の生産拠点として、2019年6月13日にフランス工場が竣工する予定です。このフランス工場では、フランス国内はもちろん、スペインやイタリア向けにも収納用品を中心に供給していく予定です。また、2020年3月には米国東部にペンシルベニア工場が竣工する見込みです。このように、アイリスオーヤマは国内での成長に加え、中国を最重要視しつつ、世界各地で生産と販売の拠点を確立することで、真のグローバル企業への進化を遂げようとしているのです。

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