日本経済新聞社と就職・転職支援で知られる日経HRが共同で実施した、企業の人事担当者が抱く大学イメージ調査の結果が、2019年6月12日に明らかになりました。この調査は、企業の人材採用に携わるプロフェッショナルたちが、大学に対してどのような評価を下しているのかを知るうえで、極めて重要なデータとなるでしょう。特に東海・北陸エリアにおいては、名古屋大学が堂々のトップに輝いたのです。これは、同エリアの大学の評価を考える上で、非常に注目すべき結果だと私は考えます。
名古屋大学は、特に「知力・学力」の側面で高く評価されました。これは、専門的な知識や基礎学力、論理的な思考力といった、いわゆるアカデミックな能力を指す専門用語ですが、名大生がその点で非常に優秀であるという認識が、多くの人事担当者に浸透していることを示しています。実際に「知力・学力」の側面別ランキングでは、全国で4位という高い位置につけており、その評価は地域限定にとどまらないことが判明しています。
さらに、名古屋大学は「グローバルに活躍できる人材が豊富」という評価も得ています。これは、単なる学力の高さだけでなく、世界を舞台に活躍できるような、多様な文化や価値観を理解し、コミュニケーションできる能力、すなわち国際的な視野を持った学生を輩出しているという認識が強いことを意味するでしょう。これからの時代、企業が国際競争力を高めるためには、グローバルな素養を持つ人材の採用は欠かせません。名大がこのような評価を得ていることは、今後の発展性を強く示唆していると言えます。
一方、同エリアで2位にランクインしたのは富山大学でした。富山大学については、「採用イノベーションスクールの開校などの取り組みが評価できる」との具体的なコメントが寄せられています。これは、大学が学生のキャリア支援や企業との連携を強化するための斬新な教育プログラムを実施していることへの、企業側からのポジティブな評価が反映された結果でしょう。学力だけでなく、社会で役立つ実践的な能力を育成しようとする大学の姿勢が、人事担当者の目には魅力的に映っているのです。
また、この東海・北陸エリアのランキングでは、名古屋学院大学や名古屋工業大学といった大学も、上位に食い込んでいることが分かりました。地域に根差したこれらの大学が、企業の人材採用において確かな存在感を示していることは、その教育内容や学生の資質が、企業のニーズと高いレベルで合致していることの証だと私は感じています。
🔢調査の概要:人事が重視する「4つの視点」とは?
今回の調査は、上場企業を中心とした815社から、人事担当者の有効回答を得て実施されました。調査では、過去2年間に採用した学生のイメージを評価するにあたり、具体的に4つの視点から意見を聞いています。その4つの視点とは、「行動力」「対人力」「知力・学力」「独創性」です。
これらの視点は、企業が学生に求める重要な要素を体系的に示しています。「行動力」は積極的に物事に取り組む力、「対人力」は他者と協調し、良好な関係を築く能力、「知力・学力」は先述の通り専門的な知識と論理力、そして「独創性」は新しいアイデアを生み出す創造性を意味します。この4つの要素をバランス良く兼ね備えた人材こそが、現代企業が求める理想像なのでしょう。
この調査結果の詳細は、2019年6月6日に発売された日経HRの**「価値ある大学2020年版」に掲載されています。SNS上では、この結果を受けて、「やっぱり名大は強い」「富山大の取り組みはうちの会社でも注目されていた」といった教育関係者や採用担当者からの反響が多く見受けられます。このランキングは、就職活動を控える学生や、今後の大学選びを考えている高校生にとっても、非常に価値ある情報**を提供していると言えるでしょう。
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