離れて暮らす親を「電池1本」で見守る新発想!ノバルスのIoT乾電池「MaBeee」が介護の不安を解消する理由

「遠方に住む高齢の両親が、今日も元気に過ごしているだろうか」という不安は、多くの方が抱える切実な悩みではないでしょうか。2019年08月22日現在、そんな家族の心配を劇的に和らげてくれる画期的なアイテムが注目を集めています。それが、東京・千代田区に拠点を置くノバルス株式会社が開発した「MaBeee(マビー)みまもり電池」なのです。

この製品の最大の特徴は、普段使っているテレビのリモコンや電動歯ブラシの電池を入れ替えるだけで、その機器が「見守り端末」に早変わりする点にあります。見た目は一般的な単3電池と全く同じですが、実は中身に通信用の基板と単4電池を内蔵した魔法のようなケースなのです。2019年04月の発売以来、税別2,980円という手頃な価格設定も手伝い、大きな反響を呼んでいます。

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日常の動作を可視化する「IoT」の優しい魔法

ここで、最近よく耳にする「IoT(アイオーティー)」という言葉について解説しましょう。これは「Internet of Things」の略称で、日本語では「モノのインターネット」と訳されます。従来はパソコンやスマホだけが繋がっていたネットの世界に、家電や文房具といった日常のあらゆるモノを接続し、情報をやり取りさせる技術を指す言葉です。

マビーみまもり電池は、まさにこのIoT技術の結晶といえるでしょう。見守り対象者がリモコンなどを操作すると、電池に内蔵された回路がその動きを瞬時に検知します。その信号はスマホを経由してクラウドサービスへと記録され、離れた場所にいる家族はアプリを通じて「あ、今日は朝からテレビを付けているな」と、生活の様子をリアルに把握できる仕組みとなっています。

SNS上でもこの利便性は話題となっており、「監視カメラを設置するのは抵抗があるけれど、電池を交換するだけなら親も嫌がらない」「さりげない見守りができるのが嬉しい」といった好意的な意見が目立ちます。プライバシーを守りつつ安心を手に入れたいという、現代の家族のニーズに完璧に合致しているのでしょう。設置のハードルが低い点は、普及の大きな鍵になると予想されます。

心理的な壁を取り払う「見られない」安心感

ノバルスの岡部顕宏社長は、開発の背景について「監視カメラでは常に見られているという圧迫感を与えてしまうが、電池なら利用者に意識させずに見守ることができる」と語っています。私自身の意見としても、この「意識させない」という配慮こそが、テクノロジーが介護現場に寄り添うための最も重要なエッセンスであると感じてやみません。

現在、この製品はビックカメラの一部店舗やオンラインショップで購入が可能です。2019年07月からはビックカメラのラゾーナ川崎店において、エアコンや照明器具などの売り場でも実際に使い方の提案が行われています。単なるガジェットとしてではなく、暮らしを支えるインフラとして定着させようとする企業の熱意が、現場の活気からも伝わってくるようです。

さらにノバルスでは、この技術を応用して鉄道玩具の「プラレール」をスマホで遠隔操作できる電池も展開しており、こちらは既に同社の主力製品として親しまれています。電池という、私たちが何十年も使い続けてきた枯れた技術と、最先端のIoTが融合することで生まれる可能性には、無限のワクワク感が詰まっていると言えるのではないでしょうか。

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