2019年6月10日までに、日本の海域で起きた重大な事件について、横浜海上保安部が動きを見せました。日本の排他的経済水域(EEZ)で、海上保安庁の巡視船が出した停船命令に故意に従わず、逃走を続けたとして、中国漁船の船長である40代の男性が現行犯逮捕されたのです。
逮捕の容疑となっているのは、漁業主権法違反(立ち入り検査忌避)の疑いです。この法律は、日本の排他的経済水域(EEZ)内で日本の漁業主権を確保するために定められています。排他的経済水域とは、領海の外側、基線から200海里(約370キロメートル)までの水域で、その国の資源(魚や鉱物など)に対して、探査・開発・保全・管理などの主権的権利が認められている特別な海域のことを指します。
具体的な逮捕の状況を見てみましょう。事態が発生したのは、2019年6月9日の午後のことです。現場は、東京都の小笠原諸島に属する聟島(むこじま)の西方沖、約150キロメートルにある日本のEEZ内でした。船長は、海上保安官による立ち入り検査を受け入れることを拒否し、逃げ続けたとされています。
この漁船には、船長を含めて合計7名の中国人が乗船していました。海上保安庁の発表によると、この漁船は2019年6月6日の午前中に、地元の小笠原村の漁師が発見したことが発端となり、海上保安部がその行方を追っていました。現場は漁業資源が豊かな海域であり、地元漁業者からの通報は極めて重要であったと言えるでしょう。
船内の捜索からは、漁具の一種である刺し網が見つかっているとの情報です。海上保安部では、この刺し網が違法な漁業活動に使われていなかったか、つまり、漁業主権法などに違反する不当な操業が行われていなかったかについても、詳細に調査を進めている模様です。刺し網とは、魚が引っかかるように設計された網を海中に仕掛けておく漁法で、時には規制対象の魚種を捕獲したり、決められた区域外での操業に使用されることがあります。
このニュースに対し、SNSでは「日本のEEZでの違法行為は断固として取り締まるべきだ」「海上保安庁の迅速な対応に感謝したい」といった、日本の主権と法の執行を支持する声が多く見受けられます。一方で、「国際的な問題にも発展しかねない」といった懸念の声も一部で出ており、この事件が持つ国際的な側面への注目度も高いことがうかがえるでしょう。
私見を述べさせていただきますと、日本のEEZ内で日本の法を無視する行為は、国家主権に対する重大な挑戦であると言わざるを得ません。海上保安庁が、停船命令を無視して逃走を続ける船長を現行犯逮捕したことは、日本の漁業資源と海洋権益を毅然として守るという強い姿勢を示すものであり、高く評価すべき対応だと考えます。今後、違法操業の有無についても徹底した解明が期待されますし、EEZにおける警戒監視体制の重要性が改めて浮き彫りになった事案です。
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