和歌山県を舞台に、修行僧のような厳しさに挑むランナーたちの熱い一日が幕を開けました。2019年6月9日(日)、「第3回高野山・龍神温泉ウルトラマラソン」が開催され、900名を超える参加者が、世界遺産・高野山と日本三大美人の湯として名高い竜神温泉を結ぶスカイラインを駆け抜けました。この大会の魅力は、何といってもそのコースの過酷さにあると言えるでしょう。
このスカイラインは、山岳道路特有の起伏に富んだコースで、高野山(和歌山県高野町)と竜神温泉(同県田辺市)の間で、なんと高低差824メートルという驚異的な標高差を克服する必要がございます。ランナーの皆様は、この壮大な景観を誇るコースを走りきるため、大会当日は道路が全面通行止めとなり、安全が確保されました。この絶好のロケーションと過酷な条件が両立しているからこそ、本大会は「己への挑戦」を求めるランナーにとって、他に類を見ない舞台となっているに違いありません。
種目は、ウルトラマラソンの登竜門とも称される50キロの部と、真の過酷さが試される100キロの部が設定されました。ウルトラマラソンとは、フルマラソンの距離である42.195キロを超える長距離走を指します。特に100キロという距離は、単なる体力だけでなく、精神力、ペース配分、栄養補給といったランニングに関する総合力が試される極めて難易度の高い競技です。制限時間が100キロで14時間、50キロで8時間という設定からも、このチャレンジがいかに厳しいものであるかが伝わってくることでしょう。
SNS上では、この大会に挑戦するランナーたちから、スタート前から「完走できるか不安だけど楽しみ!」「高野山から竜神温泉まで走り切るぞ」といった意気込みや、**「壮大な眺望と起伏に満ちた過酷なコース」といった公式のキャッチフレーズに呼応するような声が多数寄せられていました。また、完走後の投稿では、「地獄だったが最高の達成感」「来年もまた挑戦したい」といった、想像を絶する困難を乗り越えた者だけが味わえる喜びが溢れているようです。私は、こうした過酷な環境での挑戦こそ、ランニングというスポーツの醍醐味であると信じています。
高野山は、真言宗の開祖である弘法大師・空海によって開かれた、1200年以上の歴史を持つ「天空の聖地」です。一方の竜神温泉は、島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉と並び、美肌効果が高いとされる「日本三大美人の湯」の一つに数えられております。この二つの魅力的なスポットを結ぶスカイラインを舞台に、ランナーたちが己の限界に挑む姿は、「高野龍神スカイラインウルトラマラソン」**の名にふさわしい壮大な光景であったと言えるでしょう。挑戦者たちの健闘を心から称賛いたします。
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