皆さん、こんにちは。2019年6月13日、梅雨入りも近い今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。私たちは普段、会社の規則や家庭内の決まり事など、多くの「ルール」に囲まれて生活しています。しかし、定年退職や子育ての一段落といった人生の節目、いわゆる「セカンドステージ」を迎えたとき、それまでのルールが適用できなくなることもあるでしょう。そんな時こそ、自分自身で決める「マイルール」が、生活に彩りを与える鍵になるかもしれません。
セカンドステージとは、現役世代としての第一線での活動を終え、自分自身の時間を優先できるようになった人生の後半戦を指す言葉です。この時期におけるルールのあり方について、興味深い事例が話題を呼んでいます。東京都杉並区にお住まいの76歳の男性、小笠原さんは、テレビ番組をきっかけに自身の「マイルール」を7つ書き出してみたそうです。銀行員としての現役時代から10年が経ち、組織の縛りから解放された今、あえて自分に課すルールとは何でしょうか。
小笠原さんが挙げたのは「損得より好き嫌いで決める」といった価値観に関するものから、「本屋の平積みが乱れていると置き直す」といったユニークな癖のようなものまで様々でした。そして面白いのが、これを通いのバーで飲み仲間たちと共有したという点です。関西出身の方が「ボケとツッコミの回数は1対1.2」という独自のルールを披露したり、「魚の皮は食べない」というルールに「美味しいのに!」とツッコミが入ったりと、大いに盛り上がったといいます。
マイルールがもたらす新たなコミュニケーション
このように、互いの「マイルール」を共有することは、単なる自己満足にとどまらず、仲間との相互理解を深める素晴らしいツールになり得ます。小冊子まで作ってしまったという小笠原さんたちの行動力には脱帽ですね。私自身、編集者として多くの記事に触れてきましたが、ルールという本来「縛る」ためのものを、コミュニケーションの種として「楽しむ」方向に転換する発想は、人生100年時代を豊かに生きるための大きなヒントになると感じてなりません。
SNS上でも、こうした取り組みに対してポジティブな反応が多く見られます。「定年後に自分ルールを作るの、なんだか楽しそう!」「夫婦でお互いのマイルールを発表しあってみようかな」「頑固になるんじゃなくて、ユーモアのあるルールなら素敵だね」といった声が上がっており、多くの人がセカンドステージの過ごし方に関心を寄せていることが分かります。自分のこだわりを他者に話すことで、意外な共通点や違いを発見できるのは刺激的でしょう。
柔軟な変化こそが長続きの秘訣
また、マイルールは一度決めたら絶対に変えてはいけない、というものではありません。三重県伊勢市の66歳の女性、伊藤さんは、ペンフレンドとの手紙のやり取りを日課にし、生活にリズムを生み出しています。一方で、千葉県の66歳の男性、重村さんは、当初掲げた「頻繁な日帰り旅行」というルールが体力・金銭的に厳しくなった際、柔軟に方針転換しました。現在はマンションの集会所での卓球に参加し、新たな仲間づくりを楽しんでいるそうです。
年齢を重ねると、どうしても過去の栄光ややり方に固執してしまいがちですが、重村さんのように現状に合わせてルールを書き換えていく柔軟性こそが、心身の健康を保つ秘訣なのかもしれません。かつて卓球部だった彼も、今は緩やかなラリーを楽しんでいるとのこと。無理をせず、その時々の自分に合った楽しみ方を見つける姿勢は、私たち現役世代も見習うべき点が多いと感じます。
誰にでも作れて、いつでも変えられる「マイルール」。皆さんも、今日という日をきっかけに、自分だけの心地よいルールを考えてみてはいかがでしょうか。そこにはきっと、明日からの生活を少しだけ楽しくする発見があるはずです。
コメント