アメリカ合衆国の上院は、2019年6月13日(現地時間)、東アジア・太平洋担当の国務次官補(こくむじかんほ)に、元空軍准将であるデービッド・スティルウェル氏を充てる人事を承認しました。このポストは、アメリカのアジア政策を立案・実行する上で**「要(かなめ)」となる極めて重要な役職です。賛成94票、反対3**票という圧倒的多数で承認されたことから、同氏の手腕に対する議会の期待の大きさが伺えるでしょう。
この国務次官補という役職は、国務長官に次ぐ実務レベルの責任者として、特定地域の外交政策を直接担います。特に東アジア・太平洋担当は、日本、中国、韓国、ASEAN諸国(東南アジア諸国連合)など、アメリカにとって経済・安全保障の両面で最重要となる地域を受け持つポストです。それにもかかわらず、2017年3月から実に2年以上にわたって空席が続いていたという異例の事態でした。この長期にわたる不在は、一部で**「トランプ政権のアジア軽視ではないか」**といった懸念も生んでいましたが、今回の決定でようやく外交体制の大きな穴が埋まったことになります。
スティルウェル氏は、軍のバックグラウンドを持つ外交官として、特に安全保障の分野における深い知見が期待されています。彼がどのような外交戦略を打ち出し、アジア地域でのアメリカのプレゼンスをどう高めていくのか、国際社会からの注目度は非常に高いでしょう。SNS上では、「やっと決まったか」「元軍人というのは、対中国や北朝鮮への強硬姿勢の表れか」といった反応や、「長期の空席は地域の不安定化につながりかねなかった」とする安堵の声などが散見され、この人事が持つ地政学的な意味合いの重さを裏付けています。
筆者の意見としては、彼の軍歴が対話や協調といった側面よりも**「力による外交」に傾倒しないか、という点は注視すべきだと考えます。しかし、長期にわたる空席が解消されたことで、日本を含む同盟国との連携を強化し、不透明さが残るアジア情勢において、アメリカが一貫した外交シグナルを発信する体制が整ったことは間違いありません。スティルウェル新次官補が、その豊かな経験と知見を活かし、この重要な地域に安定と繁栄**をもたらす政策を推進していくことを切に願っています。
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