🎮 次世代ゲームの幕開け!E3閉幕に見るクラウドゲーム普及の衝撃とスクエニ松田社長の戦略 💡

2019年6月13日(現地時間)、米国ロサンゼルスで開催されていた世界最大のゲームの見本市「E3(エレクトロニック・エンターテイメント・エキスポ)」が華々しく閉幕しました。今回のE3は、ゲーム業界の競争環境が激変していることを明確に示す場となり、特にクラウドゲーミングの分野で、IT(情報技術)の巨人たちが本格参入の狼煙を上げました。具体的には、GoogleやMicrosoftといった米IT大手が力を入れ始め、さらに米動画配信大手のNetflix(ネットフリックス)までもが初参加を果たし、業界内外で大きな反響を呼んでいます。

こうした状況下で、日本のゲーム大手であるスクウェア・エニックス・ホールディングスの松田洋祐社長は、ゲームビジネスの将来について非常に示唆に富む見解を語っています。松田社長は、米マーベル・エンターテインメントの超人気作品『アベンジャーズ』を題材とした新作ゲームの発売に触れ、「カギとなるのは体験だ」と強調しました。音楽や映画ももちろん素晴らしい体験ですが、視聴するだけでなく、操作もできるインタラクティブな体験こそが、人々の心を最も強く揺さぶる要素だと語ります。この体感をいかに提供するかが、まさにゲーム制作側の腕の見せどころであり、新しい技術の登場によって提供の仕方も常に変化し続けていると認識しているようです。

消費者の期待水準は年々上がっており、制作側は「期待を超え続けなければならないので大変ですが、非常にやりがいがある」と、松田社長は挑戦的な姿勢を見せています。この発言に対し、SNSでは「たしかに最近のゲームは体験の質がすごい」「アベンジャーズのゲーム、どんなインタラクティブな要素があるのか楽しみ」といった期待の声が多く見受けられます。また、松田社長は、クラウドゲームがこれまでも話題にはなったものの、技術やインフラの課題からなかなか本格的に普及しなかった点を指摘しました。

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クラウドゲームの衝撃:Google「スタディア」がもたらす変化

松田社長が特に注目しているのが、Google(グーグル)が本格的に推進するクラウドゲーム基盤「スタディア」です。スタディアのようなサービスに同社のゲームを配信することについて、「Googleが本腰を入れることは、クラウドゲーミング普及に向けた大きな機会になるでしょう」と期待を寄せます。Googleは、すでに巨大なデータセンターや通信ビジネスを手掛けているため、そのインフラ面での対応力に大きなアドバンテージがあり、ゲームのストリーミング配信をビジネスチャンスと捉えているに違いない、との分析です。

ここでいうクラウドゲーミングとは、ユーザーの手元にあるゲーム専用機やパソコンでソフトを動かすのではなく、サーバー(データセンター)側でゲームを処理し、その映像だけをインターネット経由でストリーミング配信する仕組みです。これにより、高性能なハードウェアがなくても、スマートフォンや低スペックのPCなど、様々な端末で高品質なゲームを楽しめるようになります。これは、ゲームを遊ぶ環境そのものがどう変わるのかという、業界にとって最大の焦点の一つだと考えられるでしょう。

この新しいサービス形態は、家庭用ゲーム機向けのソフト開発手法にも変化をもたらします。松田社長は、この変化への対応策として二つの方法がある、と説明します。一つ目は、クラウドストリーミングを新たな流通チャネルと捉え、既存のゲームをそのまま移植する方法です。これは比較的少ないコストでストリーミング配信が可能になるアプローチです。

二つ目は、クラウドゲームをまったく新しい世界と見なし、クラウドセントリック(クラウド前提の)ゲームを開発する手法です。**5G(次世代通信規格)の普及により、既存のコンソール(ゲーム専用機)**やパソコンと比べても遜色のない、もしくはそれ以上のゲーム体験が提供できるようになる可能性を秘めています。コンソールやPCとは一線を画した、クラウドの力を最大限に活かしたゲームが生まれることに、私は強く期待しています。当面は、既存のゲームがクラウドサービスでどれだけ受け入れられるかが、この分野が立ち上がるかどうかの試金石になるでしょう。

拡大するゲーム関連ビジネスと今後の提携戦略

さらに、近年はゲーム動画の配信や、プロの競技として認知度が高まっているeスポーツなど、ゲームに関連したビジネスが大きく広がっています。松田社長も、これらの分野を「注目を浴びている分野」だと語ります。かつては、ソフトをディスクに焼き付けてパッケージとして販売する方法が主流でしたが、今はストリーミングやクラウド技術によって、様々なビジネス展開が考えられ、新しいサービスが続々と登場しています。

スクウェア・エニックスとしても、この流れに乗るべく、企業との提携の仕方など、新たな戦略を議論している最中だといいます。このクラウド化の流れは、既存のゲーム会社にとっては脅威であると同時に、世界中のユーザーに自社のコンテンツを届けるための大きなチャンスでもあります。私の意見としては、技術進化に合わせて従来のビジネスモデルに固執しない、柔軟で積極的な姿勢こそが、今後のゲーム業界で成功を収めるカギとなるでしょう。松田社長が富山県出身の56歳(インタビュー当時)、東京大学教育学部をご卒業され、三井生命保険を経てスクウェア・エニックスに入社された経歴を持つ、業界のキーパーソンとして、その動向から目が離せません。

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