日本の通信インフラを支える巨頭、ソフトバンクが新たな一手へと打って出ました。同社は2019年09月11日、物流業界に新風を吹き込むスタートアップ企業、CBcloudとの業務提携を正式に発表したのです。このパートナーシップの核心は、荷主とドライバーを直接つなぐ「配送マッチングシステム」の導入にあります。これにより、物流の最終拠点から顧客の元へ荷物を届ける、いわゆる「ラストワンマイル」の工程を劇的にIT化させる狙いがあるのでしょう。
ここで注目すべき「ラストワンマイル」という言葉は、直訳すると「最後の1マイル」を意味しますが、物流の世界では配送の最終区間を指す専門用語です。昨今のEC需要の爆発的な増加により、この最終区間の効率化が業界全体の死活問題となっています。SNS上では「再配達の問題がこれで解決するかも」「ドライバーさんの負担が減るなら大歓迎だ」といった期待の声が数多く寄せられており、この提携が持つ社会的意義の大きさがうかがえますね。
ソフトバンクがこれほどまでに物流分野へ注力する背景には、国内のスマートフォン市場が成熟し、爆発的な伸びが期待しにくいという現状があるようです。そこで同社は、次世代通信規格である5GやAI(人工知能)を駆使した、法人向けのデジタル事業を次なる収益の柱として掲げました。深刻な人手不足に悩む物流業界は、まさにテクノロジーによる解決が最も求められている領域であり、同社にとって絶好の勝負所といえるのではないでしょうか。
私の見解としては、ソフトバンクのこの戦略は非常に合理的であり、かつ野心的だと感じます。単なる通信インフラの提供に留まらず、現場の課題に直接切り込む姿勢は、かつての通信革命を彷彿とさせます。2020年度までには多くのプロジェクトで収益化を実現するという具体的な目標も掲げており、そのスピード感には驚かされるばかりです。物流という日本の血管を、最新のIT技術で蘇らせるこの挑戦が、私たちの生活をどう変えるのか目が離せません。
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