2019年09月12日、日本のIoT業界に新たな風を吹き込む気鋭のスタートアップが登場しました。東京・港区に拠点を置く「conect.plus(コネクトプラス)」は、ソフトバンクの社内起業制度から誕生した実力派企業です。彼らが提供するのは、煩雑になりがちなIoT(モノのインターネット)の運用状況を、驚くべきスピードで可視化するサービスです。
IoTとは、身の回りのあらゆるモノをインターネットに接続し、相互に情報をやり取りする仕組みを指します。従来、この仕組みを導入するには高価な専用機器や複雑な設定が必須でしたが、同社の「conect+」はそれらのハードルを鮮やかに飛び越えました。最短10分という短時間でデータの見える化を完了できる点は、スピード感が求められる現代のビジネスにおいて強力な武器となるはずです。
スマホ活用でコストを破壊!現場の声を形にする新発想
最大の特徴は、専用の通信中継機である「ゲートウェイ」を設置する代わりに、手持ちのスマートフォンを代用する独創的なアイデアにあります。センサーが取得した貴重な情報をスマホ経由で集約し、さらに閲覧用の表示プログラムをブラウザ上で直感的に作成可能です。これにより、これまで導入の足かせとなっていた莫大な初期コストや設置の手間を、一気に解消することに成功しました。
坂井洋平CEOは、農業や電力といった泥臭い現場での実務経験を経て、このサービスを構想したといいます。現場担当者が本当に求めているのは、小難しいデータ解析ではなく「今の状況をシンプルに、即座に確認したい」という切実な願いでした。SNS上でも「これなら小規模な農家や工場でも導入できそう」「結局、スマホが最強のデバイスだ」と、その実用性を高く評価する声が広がっています。
筆者個人の見解としては、この「徹底的なシンプルさ」こそが、日本のDX(デジタルトランスフォーメーション)を加速させる鍵になると確信しています。多機能すぎて使いこなせないシステムが溢れる中、あえて機能を絞り込み、現場のユーザーに寄り添う姿勢は極めて賢明な戦略です。また、2019年09月12日現在、さらなる新サービス「スタジオ」の提供も控えており、今後の展開から目が離せません。
コメント