【2019年最新】世界が熱視線!中国人デザイナーが巻き起こすファッション界の新潮流とは?

世界のモード界において、今まさに新しい風が吹き荒れています。これまで「世界の工場」として知られていた中国から、独創的な感性を持った若手デザイナーたちが次々と登場しているのです。彼らの多くは欧米の著名な美術大学で高度な専門教育を受けたエリート層で、伝統的な枠組みに捉われない自由な発想が、世界中のファッショニスタを虜にしています。

象徴的な出来事として、2019年06月にイタリアのフィレンツェで開催された世界最大級の紳士服展示会「ピッティ・イマージネ・ウオモ」が挙げられるでしょう。この歴史ある舞台で、中国人デザイナーに焦点を当てた特別イベント「ゲスト・ネーション・チャイナ」が初めて実施されました。経済成長を背景としたダイナミックな創造力は、ファッションの未来を切り拓く可能性に満ち溢れています。

SNS上でも、彼らの前衛的なスタイルは大きな話題を呼んでいるようです。「これまでの中国ブランドのイメージが180度変わった」「エッジの効いたデザインが新鮮すぎる」といった驚きの声が目立ちます。兵馬俑(へいばよう)をモチーフにしたプリントや、複雑な幾何学模様など、自国の文化とモダンな感性を融合させた唯一無二の表現が、流行に敏感な若者たちの心を掴んで離しません。

エリート教育と独創性が生む「ラグジュアリー・チャイナ」

現在注目を浴びているブランドの一つに「PRONOUNCE(プロナウンス)」があります。このブランドを手がけるデザイナーは、ロンドンにある世界屈指の芸術大学、セントラル・セント・マーチンズ(CSM)などを卒業した実力派です。洗練された技術と、中国独自のアイデンティティをミックスさせる手法は、既存のラグジュアリーブランドにはない強烈な個性を放っています。

また、オランダでデザインを学んだ「XANDER ZHOU(ザンダー・ゾウ)」の活躍も見逃せません。ロンドン・コレクションにも参加するこのブランドは、妊娠した男性をイメージしたルックや、CGを駆使したバーチャルなショーなど、常に世間を驚かせる仕掛けを繰り出しています。こうした型破りなアプローチこそが、飽和状態にある現在のファッションシーンが切望していた刺激なのでしょう。

日本国内でも、感度の高いセレクトショップが早くから彼らの才能に注目しています。東京・原宿の「ラフォーレ原宿」内にある「GR8」では、数年前からこれらのブランドの買い付けを行っているそうです。並んでいるアイテムは決して安価ではありませんが、その素材使いや物語性に惹かれるミレニアル世代が増えており、中国製=安価という古い固定概念は完全に崩れ去ろうとしています。

かつての日本が歩んだ道と、中国の未来への期待

この状況は、1970年代から1980年代にかけて、高田賢三氏や三宅一生氏、山本耀司氏、川久保玲氏といった日本人デザイナーたちが世界を席巻した時代を彷彿とさせます。当時の日本も高度経済成長の波に乗り、独自の文化背景を武器にパリやロンドンで勝利を収めました。今の中国も、巨大な国内市場と政府の後押しを背景に、同じような飛躍を遂げる準備が整っていると言えます。

ただし、ファッションは単なる産業ではなく、個人の自由な精神から生まれる「文化」そのものです。体制の中でどこまでクリエイティビティを解放できるかが、今後の真の課題になるかもしれません。表現の自由が担保されるほど、彼らのデザインはより深みを増していくはずです。個人的には、彼らの挑戦が中国社会にどのような変化をもたらすのか、その行方にも強い関心を抱いています。

2019年09月14日現在、中国人デザイナーの台頭はまだ始まったばかりの序章に過ぎないのかもしれません。しかし、彼らが放つ圧倒的な熱量と自信に満ちたコレクションを見れば、近い将来、モードの勢力図が大きく塗り替えられることは間違いないでしょう。私たち編集部も、このエネルギッシュなムーブメントから目が離せそうにありません。

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