2019年ベルリンIFA現地レポ!5Gが変える未来の生活と「空飛ぶクルマ」まで5つの革新トレンド

2019年09月11日までドイツのベルリンで開催された欧州最大の家電見本市「IFA」は、まさに次世代の幕開けを感じさせる熱気に包まれていました。今回の展示で最も注目を集めたのは、通信の常識を覆す「5G」の本格始動です。会場では最新技術を駆使したスマートフォンやデバイスがひしめき合い、私たちのライフスタイルが劇的に変わる予兆を肌で感じることができました。

今年のトレンドを象徴するキーワードの筆頭は、何といっても「ハイスピード」でしょう。ドイツテレコムのブースでは、台湾のHTC製5Gルーターが驚異的な通信速度を叩き出していました。下り毎秒834メガビットという速さは、もはや「遅延」という言葉を過去のものにします。この超高速通信により、スマホをラケットに見立てたゲームやARでのダンスなど、仮想と現実が融合する新しい遊びが現実のものとなっています。

SNS上でも「5G時代のゲーム体験が楽しみすぎる」「通信速度の桁が違いすぎて笑うしかない」といった期待の声が溢れています。ドイツでは2019年09月から主要5都市でサービスが開始され、年内には欧州全体へ広がっていく予定です。このスピード感こそが、これからのデジタル社会の基盤になるのは間違いありません。もはや通信は、単なるインフラではなく体験そのものを変える魔法と言えますね。

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折り畳める画面と没入型バーチャルの衝撃

二つ目の大きな潮流は「フォールド(折り畳み)」です。韓国のサムスン電子が披露した、本のように開く有機ELスマホには長蛇の列ができました。大画面で2ギガビット超の高速通信を楽しめるのは、まさに次世代の標準となるでしょう。ライバルのLG電子は、二画面スマホで別のアプリを同時に動かすという新しい形を提案しており、スマホがパソコンやゲーム機へと進化する様子が見て取れます。

さらに「バーチャル」技術の進化も見逃せません。これはAR(拡張現実)やVR(仮想現実)といった、現実の世界にデジタル情報を重ねたり、仮想の世界を作り出したりする技術のことです。5Gの普及によって、大量の情報を瞬時に送れるようになったため、これまでは難しかった高精細な映像表現が実現しました。家電の枠を超えたスタートアップ企業の熱気も、会場全体を盛り上げていました。

今回のIFAでは、日本が初めて「パートナー国」に選ばれ、アスカネットの空中ディスプレーが大きな話題となりました。ホログラフのように浮かび上がった画面をなぞって操作する様子は、まるでSF映画のようです。手が汚れていても触れずに操作できる利便性は、キッチンなどでの利用シーンも期待されます。こうした革新的な技術の数々は、私たちの生活に驚きと彩りを添えてくれるはずです。

空飛ぶクルマと音声AIが切り拓く近未来

驚きの四つ目のキーワードは「フライ(飛ぶ)」です。家電見本市の会場に突如現れたのは、東京のスカイドライブが開発する「空飛ぶクルマ」でした。地上を走りつつ空も飛べるという「空陸両用車」は、2020年にも実用化し、2023年には販売を予定しているというから驚きです。トヨタ自動車などが支援するこのプロジェクトには、世界中から熱い視線が注がれていました。

これまではドローンが空の主役でしたが、いよいよ人が乗れるモビリティへと技術が飛躍しています。インテルがドイツのボロコプターを支援するなど、ITと飛行技術の融合は2019年09月現在、加速の一途をたどっています。「道路の渋滞から解放される日がくるかもしれない」という夢のある話に、来場者の誰もが聞き入っていました。技術の進歩は、物理的な距離さえも縮めてしまうのですね。

最後を飾るのは、音声認識技術の「ボイス」です。トルコのベステルやフランスのスニップスといった企業が、家電を声で操る技術を競っていました。特に、クラウドを介さず手元の半導体チップだけで音声を認識する技術は、プライバシー保護の観点からも注目されています。日本語を含む多言語対応が進んでおり、家電との対話が日常になる日は、すぐそこまで来ているといえるでしょう。

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