2019年08月20日、ビジネス界に新たな風を感じさせるニュースが飛び込んできました。技術力や将来性が期待される企業を対象とした「直近3年の手元資金増加額」の調査において、株式会社オロが堂々の8位にランクインを果たしたのです。同社は中小企業をターゲットに、企業の基幹業務を統合的に管理するシステム、いわゆる「ERP」を提供しており、その独自の戦略が市場で高く評価され始めています。
ここで、「ERP」や「クラウド」といった専門用語について、少し噛み砕いて解説しましょう。ERPとは、企業の「ヒト・モノ・カネ」といった経営資源を一元管理し、業務効率を劇的に向上させるシステムのことです。かつては導入に莫大な費用がかかりましたが、オロはこれをインターネット経由で利用できる「クラウド型」で提供しています。これにより、高価なサーバー機器などが不要となり、導入コストを大幅に抑えることに成功しました。
スマホ対応と「見える化」が拓く、新しい働き方
オロのシステムが支持される理由は、コスト面だけではありません。スマートフォンなどのモバイル端末から手軽にアクセスできる点は、場所を選ばない現代の働き方に完璧にマッチしています。特に同社の主力商品は、IT企業やコンサルティング業といった、プロジェクト単位で動く業種に特化して作られているのが大きな特徴と言えるでしょう。
最大のアピールポイントは、案件ごとに収益をリアルタイムで「見える化」できる点にあります。どのプロジェクトが儲かっていて、どこに課題があるのかが一目瞭然となるため、経営判断のスピードが格段に上がります。こうした強みを背景に、2019年12月期の連結純利益は前期比9%増の9億700万円に達する見込みで、過去最高益を更新する勢いです。
私自身、編集者として数多くの企業を見てきましたが、この「どんぶり勘定からの脱却」をITで支援するオロのアプローチは、日本の生産性向上において極めて重要だと感じています。曖昧になりがちなプロジェクト収支を明確にすることは、社員一人ひとりのコスト意識を高めることにも直結するからです。オロの成長は、単なる一企業の成功にとどまらず、日本の中小企業の体質強化を象徴しているのではないでしょうか。
SNS上などのインターネット界隈でも、今回の躍進に対して「外出先から承認業務ができるのは本当に便利」「特化型ERPとしての地位を確立しつつある」「成長株として以前から注目していたが、やはり数字についてきたか」といった、実用面での評価や投資家からの期待の声が多く上がっています。今後は海外展開も加速させる方針とのことで、グローバルな舞台での活躍にも期待が高まります。
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