欧州最高峰の舞台、チャンピオンズリーグ(CL)が2019年09月19日に開幕しましたが、かつての絶対王者レアル・マドリードにとっては、悪夢のような船出となりました。フランスの地でパリ・サンジェルマンと対戦した白い巨人は、攻守の両面で精彩を欠き、3対0という無残なスコアで完敗を喫したのです。2季ぶりの王座奪還に燃えるチームでしたが、蓋を開けてみれば名門の面影はどこにもありませんでした。
試合後の記者会見に臨んだジダン監督は、厳しい表情を浮かべながら「あらゆる面で相手が我々を凌駕していた」と率直に力負けを認めています。この試合で特に衝撃的だったのは、攻撃陣が放ったシュートのうち、ゴールマウスを捉えた「枠内シュート」が一本もなかったことです。ベール選手やベンゼマ選手といった世界屈指のストライカーを擁しながら、決定機を活かせないどころか、相手GKを脅かすことすらできませんでした。
インテンシティーの欠如が招いた守備の崩壊と名門復活への暗雲
守備陣も相手の猛攻を食い止めることができず、合計3失点を許す展開となりました。中盤の要であるカゼミロ選手は、試合後に「負けたことに言い訳の余地はない」と語り、チーム全体のパフォーマンスの低さを深く反省しています。ジダン監督が特に問題視したのは、現代サッカーの肝である「インテンシティー」の低さでした。これはプレーの強度や激しさを指す言葉で、球際の競り合いや走る量において、明らかに相手に劣っていたのです。
SNS上では、サポーターから「かつての3連覇時代の輝きはどこへ行ったのか」といった悲観的な声や、「守備の脆さが改善されていない」という厳しい指摘が相次いでいます。昨シーズンは決勝トーナメント1回戦で姿を消すという屈辱を味わっただけに、今大会こそは名門復活を証明する場となるはずでした。しかし、初戦から突きつけられたあまりにも重い現実に、世界中のファンが大きなショックを受けているのは間違いありません。
編集者の視点から言わせていただければ、現在のレアルには「勝利への執念」という熱量が不足しているように見受けられます。戦術以前に、相手に走り負けているようでは、欧州の頂点を狙うのは非常に困難でしょう。ジダン監督が指摘したプレー強度の改善がなされない限り、今シーズンも厳しい戦いが続くことが予想されます。王者のプライドを取り戻し、次戦でどのような修正を見せてくれるのか、真価が問われる一戦となりそうです。
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