2019年10月5日、鉄道ファンや旅行愛好家が待ちに待った新型観光列車「海里(かいり)」がいよいよデビューを飾ります。これに先駆け、阪急交通社からは「海里」のダイニング車両を旅行会社として初めて貸し切る、特別な山形ツアーが発売されました。新潟から山形・庄内地方へと続く美しい海岸線を舞台に、極上の「食」と「景観」を堪能できる贅沢な内容となっています。
今回のツアーの主役である「海里」は、2019年9月29日に惜しまれつつ定期運行を終える「きらきらうえつ」のバトンを受け継ぐ後継車両です。4両編成の車体には、ディーゼルエンジンで発電し、その電気と蓄電池の力でモーターを回して走る「ディーゼルハイブリッド車両」が採用されました。環境への配慮はもちろん、静かで滑らかな乗り心地が、日本海の雄大な景色をより一層引き立ててくれるに違いありません。
SNS上では「きらきらうえつの引退は寂しいけれど、海里のダイニング車両で提供される本格的な料理が楽しみすぎる」といった期待の声が溢れています。特に注目を集めているのが、4号車に設けられたダイニング専用の車両です。ここでは、新潟や庄内の豊かな風土が育んだ旬の食材を、移動しながら味わうという至高の体験が約束されています。まさに走るレストランと呼ぶにふさわしい空間ではないでしょうか。
2019年10月27日、および10月29日に出発する2泊3日のこの旅では、世界最大級のクラゲ展示で有名な「加茂水族館」など、山形を代表する観光スポットも網羅されています。東京駅から上越新幹線で新潟へと向かい、そこから「海里」に乗車して酒田を目指す、あるいはその逆のルートを辿るという、鉄道の醍醐味を凝縮した行程が組まれているのも大きな魅力です。
募集人数は各日80名となっており、注目すべきは相部屋設定のないプランニングでしょう。これにより、一人旅を愛する鉄道ファンの皆様も気兼ねなく参加できる環境が整えられています。2名1室利用の場合のランチプランは9万9800円からとなっており、自分へのご褒美や大切な人との記念日にも最適です。新しい時代の鉄道旅の形を、ぜひその目で確かめてみてはいかがでしょうか。
編集者としての視点で見れば、この「海里」は単なる移動手段を超えた「目的地そのもの」としての価値を確立していると感じます。地域の食文化と最新の車両技術、そして日本海の絶景が融合したこの列車は、地方創生の新たなシンボルとなるはずです。かつての観光列車のイメージを覆す、モダンで洗練された旅のスタイルが、多くの人々の心に深く刻まれることを期待してやみません。
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