金沢の観光が5Gで劇的に変わる!ドコモ・JR西日本・金沢市が挑む「ICT×伝統文化」の新時代

2019年09月25日、北陸の観光シーンを塗り替える大きな一歩が踏み出されました。NTTドコモ北陸支社、金沢市、そしてJR西日本の3者が、次世代通信規格「5G」を活用した地域活性化に関する連携協定を締結したのです。この取り組みは、金沢が持つ豊かな観光資源や伝統文化を最新のICT(情報通信技術)と融合させ、これまでにない体験型コンテンツとして世界へ発信することを目的としています。

ICTとは、パソコンやスマートフォンといったデバイスを介して人と人、あるいは人とモノをつなぐ技術の総称です。今回主役となる「5G」は、現行の4Gに比べて「超高速・大容量」「低遅延」「多数同時接続」という劇的な進化を遂げています。2019年09月20日にドコモが全国で5Gプレサービスを開始したばかりという絶好のタイミングで、金沢という歴史ある街が最先端技術のショーケースに選ばれたことは、非常に意義深いと言えるでしょう。

SNS上では、早くも「金沢の美しい街並みがどうデジタル化されるのか楽しみ」「新幹線の旅がもっとハイテクになりそう」といった期待の声が寄せられています。特に若年層の旅行者からは、スマートフォンの通信ストレスがなくなることへの喜びや、インスタ映えするデジタルアートへの関心が高まっている様子が伺えます。伝統を大切にする金沢だからこそ、テクノロジーによる新しい見せ方には大きな注目が集まっているのです。

2020年の節目に向けた「5G×アート」の挑戦

この連携が目指す大きな目標の一つが、2020年春に迎える北陸新幹線開業5周年のアニバーサリーイヤーです。この記念すべき節目に向け、3者は5Gを駆使したプロジェクションアートなどのイベントを継続的に開催する計画を立てています。巨大なデータを瞬時に送受信できる5Gの特性を活かせば、これまでは難しかった高精細でダイナミックな光の演出が、街の至る所でリアルタイムに実現可能になるはずです。

筆者の個人的な見解としては、この取り組みは単なる「観光客寄せ」に留まらない可能性を秘めていると感じます。古都・金沢が持つ重厚な歴史は、ともすれば若い世代や海外観光客には少し敷居が高く感じられることもありました。しかし、5Gという「魔法の杖」を通じることで、伝統工芸の制作過程をVRで体験したり、歴史的建造物にARで当時の風景を重ね合わせたりと、文化の継承に新たな息吹を吹き込むことができるでしょう。

これからの地域活性化には、単に人を呼ぶだけでなく「滞在の質」をいかに高めるかが問われます。ドコモの通信技術、JR西日本の移動インフラ、そして金沢市の持つコンテンツ力が三位一体となることで、日本を代表するスマート観光のモデルケースが誕生することを期待せずにはいられません。未来の観光は、目的地へ着く前から始まっており、5Gはその体験をより豊かに、よりシームレスに変えてくれる強力なパートナーとなるでしょう。

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