千葉県にある成田国際空港、その開港以来の発着回数が、2019年6月17日までに600万回という記念すべき大台に到達したと、運営会社の成田国際空港会社(NAA)から発表されました。1978年の開港から約41年での達成となりますが、特筆すべきはそのスピードです。前回の500万回達成からわずか約4年という史上最速の短期間で、100万回もの発着回数を上積みしたという驚異的な成長を遂げています。
この爆発的な増加の最大の要因として挙げられるのが、格安航空会社(LCC)の活躍です。LCCとは、運賃を低価格に設定することで集客を図る航空会社のビジネスモデルを指し、Low Cost Carrier(ローコストキャリア)の頭文字を取った略称です。成田空港では、このLCCの新規就航や増便が、特にアジア方面の路線を中心に相次いでいます。現在は、国内線に4社、国際線に18社のLCCが就航しており、その存在感は計り知れません。
具体的に数字を見ると、LCCが旅客便全体に占める割合は、500万回を達成した2015年度の25.1パーセントから、2018年度にはなんと32.1パーセントへと、実に7ポイントも上昇しています。この傾向は、アジア圏内の観光客増加やビジネス需要の高まりと相まって、韓国線を筆頭にアジア方面へのアクセスが非常に活発化していることを示しています。発着回数が600万回を超えたという事実は、成田空港がアジアのハブ空港として、ますます重要度を増していることの明確な証と言えるでしょう。
この記念すべき発表は、航空業界や旅行好きの読者の方々から大きな反響を呼んでいます。特にSNSでは、「4年で100万回はすごい、LCCの利便性を改めて感じる」「成田の国際線が増えるのは嬉しい」「アジア旅行がより身近になったのはLCCのおかげ」といった、利便性向上を評価する声や、アジア方面へのアクセス改善を歓迎する声が多く寄せられています。一方で、空港の混雑や今後のインフラ整備の必要性について言及する意見も見受けられ、今後のさらなる発展に期待が寄せられている様子がうかがえます。
急増する需要に対応!発着枠拡大と「第3滑走路」構想
急激な発着回数の増加は、現在の成田空港のインフラが逼迫しつつあることも示唆しています。現在の成田空港の発着枠、つまり航空機が離着陸できる回数の上限は年間30万回と定められています。2018年度の実績は、国際線と国内線を合わせて25万7千回でした。この状況を踏まえ、成田国際空港会社(NAA)は、さらなる需要に対応するため、インフラ整備の計画を推進しています。
今後の展望として、まずは発着が可能な時間帯の延長が予定されています。これに加え、待望の第3滑走路の整備と稼働が実現すれば、同空港の年間発着枠は、現在の約1.7倍にあたる50万回へと大幅に拡大する見通しです。滑走路の増設は、航空需要の急増に対し、日本が国際的な競争力を維持・強化していく上で、絶対に欠かせない取り組みであると私は確信しています。
また、LCCの利用者を専門に受け入れる第3ターミナルビルについても、施設の拡張が2022年春を目途に予定されています。これにより、増え続けるLCCの旅客数にも、より快適に対応できるようになるでしょう。成田国際空港会社は、今後も引き続きLCCの新規就航を積極的に促進し、年間発着回数のさらなる引き上げを目指す方針です。この積極的な投資と誘致活動が、日本の空の玄関口である成田空港を、アジアを代表する一大ハブ空港へと押し上げていくことになるでしょう。

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