富山県に本拠を置く北陸電力は、次世代の電力量計である「スマートメーター」のネットワークを駆使した画期的な新サービスを、2019年10月10日に発表しました。この事業は2020年4月1日から本格的に始動する予定となっており、地域のインフラを支えるガス会社や水道事業者に向けて、効率的な通信回線プラットフォームを提供することを目的としています。
そもそもスマートメーターとは、デジタル方式で電気の使用量を計測し、通信機能を備えることでリアルタイムなデータ送信を可能にした機器のことです。従来のように検針員が各家庭を訪問して目視で確認する必要がなく、遠隔地から自動的に使用量を把握できる点が最大のメリットと言えるでしょう。今回の取り組みは、この電気の仕組みをガスや水道の検針にも応用しようという非常に合理的な試みです。
深刻な人手不足を救う!インフラDXの最前線
現在、インフラ業界では検針員の高齢化や労働力不足が大きな課題となっており、現場からは省力化を求める切実な声が上がっています。北陸電力の新サービスは、無線を通じてガスや水道のデータを集約し、各事業者に一括して提供する仕組みを構築しました。これにより、事業者はコスト削減を実現できるだけでなく、業務のデジタルトランスフォーメーションを加速させることが期待されています。
SNS上では「検針員さんが来なくて済むのは防犯面でも安心」「電気のネットワークが生活全体を支えるのは心強い」といった、利便性の向上を歓迎する反面、「他社の参入で競争が激しくなる中、新しい収益の柱になるのか」と、北陸電力の経営戦略に注目する声も目立っています。電力自由化によって新電力とのシェア争いが激化する今、既存の設備を有効活用したこのBtoBビジネスは、非常に賢明な一手ではないでしょうか。
私は、この事業が単なる効率化に留まらず、地域の高齢者見守りサービスや防災対策といった、さらなる付加価値を生む土壌になると確信しています。北陸電力が持つ強固な通信網が、私たちの生活をよりスマートで安全なものに変えていく未来が、すぐそこまで来ているようです。2019年10月10日の発表は、地方インフラが手を取り合う新しい時代の幕開けを感じさせるものでした。
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