2019年9月も最終週を迎え、テレビドラマ界はまさに「激動のフィナーレ」に包まれました。ビデオリサーチが関東地区で集計した2019年9月23日から2019年9月29日までの視聴率ランキングでは、長らく朝の顔として愛されたNHK連続テレビ小説『なつぞら』が圧倒的な強さを見せています。広瀬すずさんが主演を務めた本作は、2019年9月27日の放送回で22.5%という高視聴率を叩き出し、堂々の首位に輝きました。
北海道の豊かな大地からアニメーションの世界へ飛び込んだヒロインの成長物語は、多くの視聴者の心に深く刻まれたようです。SNS上では「なつロス」を訴える声が続出しており、半年間の放送を終えた感謝のメッセージが溢れかえっています。アニメーション草創期の熱意を描いた本作は、節目の100作目という重圧を跳ね除け、まさに記録にも記憶にも残る名作として幕を閉じようとしています。
月9『監察医 朝顔』が全話2桁の快挙!最終回に隠された絆
続いて注目したいのが、2019年9月23日に放送されたフジテレビの月9枠『監察医 朝顔』の最終回です。視聴率は13.3%を記録し、今期の民放ドラマを牽引する存在となりました。法医学者である主人公が遺体の死因を究明し、残された人々の心を救う姿には、毎回多くの涙が誘われました。ここで言う「監察医」とは、不自然な死を遂げた遺体を解剖し、犯罪の有無や死因を医学的に特定する専門職のことを指します。
東日本大震災という繊細なテーマに向き合いながらも、日常の尊さを丁寧に描ききった脚本には、筆者も深い敬意を抱かずにはいられません。悲しみを乗り越えて前を向く親子の姿は、現代社会に求められている温かな癒やしを提供してくれたと言えるでしょう。SNSでも「上野樹里さんと時任三郎さんの演技に圧倒された」との声が相次ぎ、続編を期待する熱いムードが漂っています。
『ルパンの娘』番組最高で有終!異色のエンタメが炸裂
2019年9月26日に最終回を迎えた深田恭子さん主演の『ルパンの娘』は、9.8%と自己最高視聴率を更新してフィニッシュしました。泥棒一家の娘と警察一家の息子の禁断の恋を、ミュージカル演出や大胆なアクションで描く独創的なスタイルは、視聴者の度肝を抜き続けました。当初はその奇抜さに驚かされましたが、徹底したエンターテインメントへのこだわりが、最終的には幅広い層の支持を獲得した格好です。
SNSでも「これほど次回が楽しみなドラマは久々だった」という称賛が多く、トレンドを席巻する勢いを見せました。筆者の見解としては、ドラマに「リアル」ばかりが求められる風潮の中で、あえて「虚構」の楽しさを追求した本作の姿勢は非常に挑戦的であり、高く評価されるべきだと感じています。この盛り上がりを見る限り、今後のスペシャル放送やシリーズ化の可能性も十分に期待できるでしょう。
伝説の復活から隠れた名作まで、豪華ラインナップが勢揃い
また、2019年9月29日には『時効警察・復活スペシャル』が9.2%を記録し、12年ぶりの帰還を華々しく飾りました。オダギリジョーさん演じる霧山と麻生久美子さん演じる三日月の絶妙な掛け合いは健在で、シュールな笑いの世界観にファンは歓喜しています。さらに、NHKの『これは経費で落ちません!』も2019年9月27日の最終回で8.5%と健闘し、多部未華子さん演じる石子の真っ直ぐな生き方に共感が集まりました。
今回のランキング全体を概観すると、定番の人気シリーズである『相棒』や『ドクターX』もしっかりと上位にランクインしており、テレビドラマの底力を改めて見せつけられた1週間でした。時代が移り変わっても、質の高い物語と魅力的なキャラクターは、確実に人々の心を動かすということを実感します。これらのドラマが残した熱量は、秋から始まる新番組へと力強く引き継がれていくことでしょう。
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