静岡県三島市に本拠を置く住宅外装のスペシャリスト、南富士が中国市場での攻勢を一段と強めています。同社は2019年10月22日、広大な中国全土で建材を安定的に供給するための強固な販売ネットワークを構築することを明らかにしました。現地法人を立ち上げることで、単なる輸出にとどまらない、地に足の着いた事業展開を目指す構えです。
今回の戦略の柱となるのは、現地の住宅メーカーや工務店を代理店として組織化する独自のモデルでしょう。南富士は高品質な建材を届けるだけでなく、日本で培った精緻な施工技術もセットで提供します。これにより、ハードとソフトの両面から「ジャパンクオリティ」を中国の住まいに浸透させていく狙いが透けて見えますね。
健康志向の富裕層へ訴求する戦略
中国の富裕層の間では、今まさに住環境へのこだわりが劇的な変化を遂げています。特に注目されているのが、建材から放出される化学物質を抑えた健康に配慮した住まいづくりです。南富士が2020年度までに16カ所の拠点を整備し、年間売上高10億円という高い目標を掲げた背景には、こうした旺盛なニーズに対する確信があるはずです。
ネット上のSNSでも、日本の住宅技術が中国の課題を解決することへの期待感が高まっています。「日本の職人技が中国の家を変えるかもしれない」といった声や、環境性能への関心の高さに注目するコメントが目立ちます。編集部としても、少子高齢化が進む国内市場を飛び出し、成長著しい隣国で勝負をかける同社の姿勢には大きな可能性を感じざるを得ません。
ここで言う「施工技術」とは、単に釘を打つ作業のことではなく、雨漏りや断熱性能を左右する「納まり」と呼ばれる細部の処理を指します。こうした目に見えない部分の丁寧さこそが、目の肥えた中国のユーザーに選ばれる決定打になるでしょう。2019年10月22日の発表を皮切りに、南富士が描く新しい住宅文化の輸出がどこまで加速するか注目です。
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