【独走】ボリス・ジョンソン氏が英保守党党首選で圧倒!合意なき離脱辞さぬ強硬派が首位を堅持

2019年6月19日、ロンドンで進行中のイギリス与党・保守党の党首選挙において、テリーザ・メイ首相の後継者選びが佳境に入りました。この日に行われた候補者を絞り込む3回目の議員投票では、前外相のボリス・ジョンソン氏が、他の候補を圧倒する得票率で首位を堅持する結果となりました。ジョンソン氏は、イギリスの欧州連合(EU)からの離脱、すなわち「ブレグジット」に関して、たとえ合意が得られなかったとしても離脱を辞さないという強硬な姿勢を打ち出しており、党内での支持を確固たるものとしているのが現状でしょう。

この第3回投票には5名の候補者が残っていましたが、ジョンソン氏は実に45%もの票を獲得し、その独走ぶりを改めて示すこととなりました。その一方で、ブレグジットについて最も慎重な姿勢を取り、EUとの「合意なき離脱(ノー・ディール)」を強く懸念していた穏健派のロリー・スチュワート国際開発相が最下位となり、惜しくも落選する運びとなりました。この結果は、保守党議員の大多数が、離脱期限が迫る中で「ブレグジット」を確実に実行できるリーダーを求めているという、強い意思の表れであると見ることができるでしょう。党内の空気は、ジョンソン氏の掲げる「強硬離脱」の方向に大きく傾いていると言えるのではないでしょうか。

ジョンソン氏の圧倒的な優位は、SNS上でも大きな反響を呼んでいます。特にブレグジット支持派からは、「彼こそがイギリスを前に進める唯一のリーダーだ」といった期待の声が多数寄せられている模様です。また、そのユーモラスなキャラクターと、時に物議を醸す発言は、国内だけでなく海外メディアからも注目を集めており、「ボリスの時代が来るのか」といった論調で盛んに報道されている状況です。一方で、ジョンソン氏の強硬な姿勢、特に「合意なき離脱」を辞さないという立場に対しては、経済への悪影響や、アイルランドとの国境問題(バックストップ措置)の再燃を懸念する声も強く、国内世論は二分していると言っても過言ではありません。ブレグジットは、単なる政治問題ではなく、イギリス社会のあり方そのものを問う重大な局面に突入しているのです。

私見を述べさせていただくと、ジョンソン氏の支持基盤の強さは、彼が有権者に対して明確な「実行力」と「ビジョン」を提示している点に尽きると思います。ブレグジットの混乱が長引く中、保守党員は、曖昧な立場を取る候補者よりも、良くも悪くも白黒をはっきりさせるリーダーに望みを託しているのではないでしょうか。しかし、「合意なき離脱」という選択肢は、世界貿易機関(WTO)ルールの下での貿易への移行を意味し、関税の復活や物流の停滞など、経済に甚大な影響を及ぼすリスクを伴います。このような極めて複雑な専門用語であるWTOルールへの移行は、EU離脱における最も避けるべきシナリオの一つであると、専門家の間ではしばしば指摘されています。国民の生活と、国際社会におけるイギリスの立場を考慮すると、ジョンソン氏には、この独走の勢いを「着実な合意形成」へと繋げる、より柔軟で現実的な手腕が求められるでしょう。彼の今後の動向から、ますます目が離せません。

SNSでもご購読できます。

コメントを残す

*