【ヤクルト】“ライアン”小川泰弘が苦境脱出へ! 1カ月半ぶり勝利を呼び込んだ投球の「原点」とは?

セ・パ交流戦も佳境を迎えた2019年6月20日、東京ヤクルトスワローズのエース格である小川泰弘投手が、福岡ソフトバンクホークスとの熱戦で待望の白星を掴み取りました。今シーズンは開幕からなかなか調子が上がらず、既に8敗を喫するなど苦しいマウンドが続いていた「ライアン」の愛称で知られる右腕ですが、この日は持ち前の粘り強さを発揮。7回を投げて被安打4、2失点という見事な内容で、チームに勝利をもたらしたのです。自身にとっては約1カ月半ぶりとなる勝利に、ファンからも安堵と歓喜の声が上がっています。

この日の小川投手は、立ち上がりこそ「力が入ってしまった」と振り返るように制球に苦しむ場面も見られましたが、回を重ねるごとに調子を上げていく“尻上がりのピッチング”を展開しました。特に注目すべきは、勝負どころで見せた魂の投球でしょう。5回一死二、三塁という一打逆転のピンチの場面で、ホークス打線の福田秀平選手、そして今宮健太選手から連続三振を奪うという圧巻の投球で、最大のヤマ場を切り抜けたのです。この窮地を脱した瞬間、球場全体が小川投手を後押しするような熱気に包まれたに違いありません。

小川投手といえば、オーバースローではなくスリークォーターやサイドスローに近い軌道で投げる変則的なフォームから、打者の手元で鋭く変化するスライダーやカーブ、そして最速150km/hに迫る力強いストレートを投げ込むのが持ち味です。この日は、力と技を高いレベルで融合させた投球術が光りました。特に徹底したのはコースへの意識です。ストレートは外角低めに、変化球はさらに低めに集めるという、野球の基本中の基本とも言えるアプローチを貫きました。

試合後、小川投手は「自分のフォームで力強い直球を投げるという原点に立ち返れたのが良かった」とホッとした表情を見せました。中盤に失点を重ねてしまい、試合を壊してしまうという試合が続いていた小川投手にとって、この日はまさに**「原点回帰」**がテーマであったと言えるでしょう。速球に頼るだけでなく、緩急と変化を巧みに使い分け、打者との勝負を楽しむような姿勢が見えたことが、この復活の登板を支えた要因だと筆者は考えます。

インターネット上のSNSでは、「ライアンが帰ってきた!」「この粘りの投球が見たかった」「交流戦の貯金は小川の勝利から生まれる!」など、多くのファンが喜びの声を寄せています。また、「フォーム修正が実を結んだのだろうか」「これでチームも勢いに乗るはず」といった、今後の活躍に期待を寄せるコメントも散見されました。プロ野球において、エースの復調はチーム全体の士気を大きく左右します。この日の勝利を足掛かりに、小川投手が本来の力を発揮し、セ・リーグの混戦を抜け出すための原動力となることを心から願っております。

コメント

タイトルとURLをコピーしました