大手アウトソーシング企業のトランスコスモスが、SNS上で企業の情報拡散を担う「インフルエンサー」の発掘と育成に本格的に乗り出すことが、2019年6月20日に明らかになりました。近年、企業が動画広告を活用してSNSでの情報拡散を重視する傾向が強まっており、これに対応できる次世代の才能を早期に獲得したいという強い狙いがあると言えるでしょう。この戦略は、インフルエンサーマーケティングの競争が激化する現代において、先手を打つ画期的な試みであると私は考えます。
具体的な取り組みとして、トランスコスモスは女性向け動画メディアを運営するC Channel(Cチャンネル、東京都港区)とタッグを組み、合同でオーディションを開催します。このオーディション「次世代インフルエンサー発掘プロジェクト」は、C Channelグループのmysta(マイスタ、東京都港区)が提供するアプリを通じて募集される予定です。発掘の対象は、Cチャンネルはもちろん、ショート動画投稿アプリとして若者を中心に爆発的な人気を誇る「TikTok(ティックトック)」など、今後SNSの世界で活躍が期待される人々です。
特に注力する分野は、企業の好感度向上に直結しやすい化粧品などの美容関連が中心となる見込みです。オーディションの合格者は、同年9月に開催されるCチャンネルのイベントで発表されます。合格者には、トランスコスモスが既に抱える多数の企業広告への出演が決定しており、実務を通じて成長を促す育成プログラムが用意されているとのことです。すなわち、実際にクライアント企業を想定した動画制作や配信を経験させることで、プロのインフルエンサーとしてのスキルを着実に磨くことができるでしょう。
企業が若年層、特にSNSを日常的に利用する女性からの支持を集めるインフルエンサーを起用する需要は高まる一方ですが、その確保は年々難しくなっています。人気のあるインフルエンサーはすでに引っ張りだこで、新たに企業が求める人材を見つけることが課題となっているのです。そのため、トランスコスモスが自社で次世代の才能を「青田買い」し、育成することで、インフルエンサーマーケティング事業の安定化を図るという戦略は、非常に理にかなっています。
合格者が出演する企業広告は、トランスコスモスが独占的に配信する計画です。この独占配信により、企業側は安定した品質と、トランスコスモス独自のノウハウが詰まった効果的な動画広告を期待できるでしょう。このニュースに対するSNSでの反響としては、「企業がここまで育成に力を入れるのは本気度が伝わる」「TikTokなど新しいプラットフォームでの才能発掘に期待」「これで動画広告の質が上がるのではないか」といった、未来への期待を示す声が多く見受けられます。インフルエンサーの確保が企業のマーケティング成功を左右する時代において、このトランスコスモスの取り組みは業界の新たなスタンダードとなるかもしれません。
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