2019年5月27日の東京株、海外勢不在で「小反発」。日米首脳会談を前に様子見ムード広がる

週明け2019年5月27日の東京株式市場は、日経平均株価が3営業日ぶりにわずかながら上昇する「小反発」の展開となりました。しかし、市場全体には活気が乏しく、積極的な売買は手控えられた印象です。SNSでも「結局プラスで引けたけど、動かない相場だった」「海外勢がいないとこんなものか」と、盛り上がりに欠ける一日を振り返る声が見られました。

この日の値動きが鈍かった最大の理由は、二つあります。一つは、投資家たちが日米首脳会談の結果を慎重に見極めたいという「様子見ムード」が強かったことです。そしてもう一つは、2019年5月27日が米国市場の祝日「メモリアルデー(戦没者追悼記念日)」にあたり、海外の主要な投資家たちが市場に参加していなかったため、エネルギー不足の状態だったのです。とはいえ、日経平均株価だけでなく、「TOPIX(東証株価指数)」など主要な指数は続伸し、底堅さも見せています。

日経平均株価を構成する個別の銘柄を見ると、強弱が入り混じる内容でした。指数への影響力が大きいファーストリテイリングやソフトバンクグループ、花王などが買われて相場を下支えしました。その一方で、米中対立への懸念が根強いダイキン工業やファナック、アドバンテストといった銘柄は値を下げるなど、物色の方向性は定まらなかったようです。

目を新興市場に転じても、日経ジャスダック平均株価や東証マザーズ指数も、同じく3営業日ぶりに反発に転じました。ジャスダックではワークマンが、マザーズではサンバイオやメルカリといった注目銘柄が上昇するなど、個人投資家を中心とした買い意欲も散見されました。大きな動きがない中にも、市場は次の材料を探っている状況です。

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