長期金利(2019年5月27日)、-0.070%で動かず。米国休場で債券市場は「凪」模様、短期金利はわずかに上昇

週明け2019年5月27日の国内債券市場は、非常に静かな一日となりました。市場の「体温計」とも言われる「長期金利」は、前週末の2019年5月24日と全く同じ水準で取引を終えています。SNSでは「金利、完全に凪いでるな」「マイナス金利が日常風景になってしまった」といった、市場の静けさや異様な状況を指摘する声が聞かれました。

この「長期金利」とは、国が10年間の期限でお金を借りる際の利息を示す「新発10年物国債利回り」のことを指します。これは、企業の設備投資や個人の住宅ローン金利など、世の中の様々な金利の重要な指標となります。その金利が「マイナス0.070%」で横ばいだったわけですが、これは100万円を国に貸しても、10年後に利息がもらえるどころか、わずかに元本が減って戻ってくるという異常な状態が続いていることを示しています。

では、なぜ2019年5月27日はこれほどまでに金利が動かなかったのでしょうか。最大の理由は、米国市場が「メモリアルデー(戦没者追悼記念日)」の祝日で休場だったためです。海外の主要な投資家が不在で、市場のエネルギーが乏しかったことに加え、金利の方向性を決定づけるような新しいニュース(材料)もありませんでした。このため、投資家は積極的に売買の持ち高を傾けることを見送ったようです。

一方で、銀行同士がごく短期(主に翌日まで)のお金を無担保で貸し借りする「短期金融市場」では、わずかな動きがありました。その代表的な金利である「無担保コール翌日物金利」は、速報値で前の週末に比べて0.001%上昇し、マイナス0.041%となりました。大きなうねりのない長期金利とは対照的に、足元の資金需給を反映した動きを見せた形です。

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