2019年11月15日、これまでの海外旅行のあり方を根本から変えるような画期的なサービスが産声を上げました。スタートアップ企業のknowte(ノウト)が提供を開始した「Oooh(オー)」は、現地の旅行会社と直接チャットで相談しながら、理想の旅を作り上げることができるプラットフォームです。
「SNS映えを狙いたい」「ガイドブックに載っていない穴場を巡りたい」といった、現代の旅行者の細かなこだわりを形にするには、現地を知り尽くしたプロの知識が欠かせません。このサービスなら、自宅にいながら現地の担当者と密に連絡を取り合い、自分専用のオリジナルプランを構築できるのです。
SNS上では「パッケージツアーは自由度が低いし、かといって全て個人手配するのは不安」という層から、早くも大きな期待が寄せられています。特に、日本語で現地スタッフと相談できる安心感や、やり取りがスマホ一台で完結する手軽さが、感度の高い若年層を中心に注目を集めるでしょう。
プロが提案する「着地型観光」の魅力とは
ここで注目すべきは、「着地型」と呼ばれる新しい観光スタイルです。これは、出発地の旅行会社が企画する従来の「発地型」とは異なり、受け入れ先である現地のプロや地域住民が主体となって旅を提案する仕組みを指します。いわば、地元の人のみが知る旬の情報を詰め込んだ体験です。
2019年11月15日のサービス開始時点では、東南アジアや台湾、香港、さらにはオセアニアや中南米まで、約30もの国と地域が対象となっています。日本語対応が可能な約10社の精鋭旅行会社が参加しており、航空券から宿泊施設、食事、現地のガイドに至るまで、一括で依頼することが可能です。
システムも非常にスマートです。利用者が希望を伝えると、knowte社が最適な旅行会社をマッチングしてくれます。その後の相談からオンライン決済、日程表の共有までが一つのサイト内でスムーズに進むため、忙しいビジネスパーソンにとっても心強い味方となるに違いありません。
コストを抑えて高品質な体験を手に入れる
このサービスの最大の強みは、利便性だけでなく「圧倒的なコストパフォーマンス」にもあります。山下晋太郎CEOによれば、国内の仲介会社を介さないため、余計な手数料が発生しません。東南アジア6日間の旅であれば、大手旅行会社よりも1割ほど安く抑えられるケースもあるそうです。
中間業者を排除することで、浮いた予算をホテルのアップグレードや豪華なディナーに回せるのは、賢い旅行者にとって大きなメリットです。私自身、旅の価値は「どれだけその土地のリアルに触れられたか」で決まると考えています。この仕組みは、今の多様化したニーズに最適です。
knowte社は、2019年内に提携会社を20社まで拡大し、対象エリアも欧米へと広げていく構えです。現地の駐在員向けに質の高いツアーを提供していたような、小回りの利く実力派企業が参加することで、私たちの海外旅行はより深くて自由なものへと進化していくことでしょう。
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