【38年ぶりの奇跡】ローマ教皇が23日来日へ!被爆2世の枢機卿が直談判した「核廃絶」への切実な願い

世界中に約13億人もの信徒を持つカトリック教会の最高指導者、ローマ教皇フランシスコがいよいよ2019年11月23日に日本へと降り立ちます。1981年のヨハネ・パウロ2世以来、実に38年ぶりとなるこの歴史的な来日は、日本中から熱い視線を集めています。

SNS上では「ついにパパ(教皇)が日本に!」「この時代に平和のメッセージを聞けるのは貴重」といった歓喜の声が溢れています。この大きなプロジェクトの影には、カトリック大阪大司教である前田万葉枢機卿の並々ならぬ尽力がありました。

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被爆2世としての宿命と「枢機卿」の重責

前田さんは、教皇に次ぐ高い位である「枢機卿(すうききょう)」という立場にあります。枢機卿とは、全世界の教会から選ばれた教皇の最高顧問であり、次期教皇を選挙で選ぶ権利を持つ、まさに教会の要石とも言える存在です。

長崎県出身の前田さんは、母親が長崎で被爆した「被爆2世」としての背景を持っています。幼い頃から原爆の後遺症に苦しむ母の姿を間近で見守り、親族を若くして亡くすという悲劇を経験してきました。その痛みが、彼の平和への情熱の原点となっているのでしょう。

2011年に広島教区の司教に就任してからは、被爆者の方々との対話を重ねる中で、核兵器の恐ろしさを次世代へ語り継ぐ責任をより強く感じるようになったそうです。戦争の記憶が薄れゆく現代において、彼の活動は非常に重要な意味を持っています。

教皇の心を動かした熱い「直談判」

事態が劇的に動いたのは、2018年06月のことでした。バチカンで行われた枢機卿の親任式において、前田さんは教皇フランシスコの手を握り、日本への訪問を直接願い出たのです。その時、教皇は力強く「イエス」と答え、来日が現実のものとなりました。

教皇は2019年11月24日に長崎の爆心地公園と広島の平和記念公園を訪れる予定です。かつてヨハネ・パウロ2世が「戦争は生命の破壊である」と断じた地で、再び力強い核廃絶のメッセージが発信されることに、世界中が期待を寄せています。

私は、今回の来日が単なる宗教行事にとどまらないと考えています。核兵器禁止条約への支持を打ち出すバチカンの姿勢は、混迷を極める国際社会において、進むべき道を照らす北極星のような役割を果たすのではないでしょうか。

現代の孤立と向き合う「和解の心」

前田さんは、核問題だけでなく日本の若者が抱える孤独や自殺の問題についても、教皇の言葉に期待しています。潜伏キリシタンの歴史を持つ五島列島にルーツを持つ彼だからこそ、迫害や孤立の悲しみを知る教皇の言葉が、若者の心に響くと信じているのです。

「互いを大切にすることが平和への第一歩である」という前田さんの考えには深く共感します。教皇が語るであろう「和解の心」が、現代社会に蔓延する分断を癒やすきっかけになることを願わずにはいられません。

今回の来日は、私たち日本人が自分たちの歴史と向き合い、未来をどう築くかを考える絶好の機会です。教皇の発する言葉一つひとつが、これからの世界を生きる私たちにとって、大切な指針となることは間違いないでしょう。

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