【静岡市】成人式は20歳のまま!18歳への引き下げ後も現状維持を決定した理由とSNSの反応

2019年11月20日、静岡市は将来の成人式の在り方について、大きな決断を下しました。2022年4月1日から施行される改正民法によって、成人年齢は18歳へと引き下げられますが、同市では式典の対象を現行通り「20歳」に据え置くと発表したのです。法律上の成人と式典のタイミングが異なる形となりますが、これは市民の声を丁寧に汲み取った結果と言えるでしょう。

この決定に先立ち、市は2022年度に新成人となる高校生やその保護者、教育関係者ら約2000人を対象に大規模なアンケート調査を実施しました。その結果、なんと約8割という圧倒的多数が「20歳での開催」を強く希望していることが判明したのです。多くの当事者が、伝統的な節目としての20歳を大切にしたいと考えている実態が浮き彫りになりました。

なぜ、これほどまでに20歳での開催が支持されるのでしょうか。最大の理由は、18歳という時期が大学受験や就職活動といった、人生の大きな岐路と重なってしまう点にあります。多忙を極める時期に式典を行うことは、本人や家族にとって精神的・経済的な負担が増しかねません。こうした現役世代の切実な不安を、静岡市はしっかりと受け止めたのでしょう。

また、成人式には「郷土への愛着」を再確認する貴重な側面も存在します。静岡市は例年、1月3日前後に式典を開催しており、進学や就職で一度地元を離れた若者たちが帰省する絶好の機会となってきました。20歳という少し落ち着いた年齢だからこそ、旧友との再会を心から楽しみ、生まれ育った街の良さを改めて実感できるはずだと私は考えます。

インターネット上でもこのニュースは話題を呼んでおり、SNSでは「受験シーズンに成人式は無理があるから英断」「振袖の準備も大変だし、20歳のままの方が助かる」といった賛成意見が目立ちます。一方で「18歳で成人なのに20歳で祝うのは紛らわしい」という困惑の声もあり、今後は「成人式」に代わる新しい名称の検討が進められる見通しです。

静岡県内では、すでに沼津市や湖西市、富士市なども20歳での継続を公表しており、この流れは今後さらに加速するでしょう。18歳で権利と責任を持ちつつ、20歳で大人の門出を祝う。そんな新しいライフスタイルが定着していくのかもしれません。若者たちがゆとりを持って将来を描けるよう、柔軟な対応を見せた静岡市の姿勢は高く評価されるべきです。

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