テクノロジー業界の勢力図を塗り替え続ける、アメリカの超巨大IT企業群「FAMGA」。これはフェイスブック、アマゾン、マイクロソフト、グーグル、アップルの5社の頭文字を繋げた呼称です。彼らは今、凄まじい勢いで新興企業の買収を繰り返しており、その動向に世界中の投資家やエンジニアが熱い視線を送っています。
直近の大きな話題としては、2019年11月1日に検索大手のグーグルが、ウェアラブル端末の先駆者であるフィットビットを約21億ドルで買収すると発表したことが挙げられます。スマートウォッチ市場での巻き返しを狙うこの決断は、SNS上でも「グーグルが本気で健康データを取りに来た」と大きな反響を呼びました。
30年で750社超!数字から見る買収合戦の激化
驚くべきことに、FAMGAが過去30年間にわたって傘下に収めた企業の数は、2019年11月18日時点ですでに750社を超えています。これは単なる規模の拡大ではなく、自社に足りない「ピース」を外部から調達し、競争優位性を維持するための生存戦略といえるでしょう。
しかし、潤沢な資金を投入した大型買収がすべてバラ色の結末を迎えるわけではありません。買収後に文化の摩擦で優秀な人材が流出したり、期待した相乗効果(シナジー)が生まれなかったりするケースも散見されます。巨額の投資が必ずしも成功を約束しない点は、ビジネスの難しさを物語っています。
個人的な見解を述べれば、こうした巨大企業の「爆買い」は、イノベーションの加速を促す一方で、市場の独占という懸念も孕んでいます。スタートアップ側にとっては、FAMGAへのバイアウト(企業売却)がゴールの一つとなっていますが、これにより多様な選択肢が奪われていないか、注視していく必要があるでしょう。
今後、彼らがどの領域に食指を伸ばすのかを探ることは、次世代のスタンダードを予測することと同義です。2019年11月18日現在、AIやヘルスケア、クラウドインフラといった分野での覇権争いはさらに激しさを増しており、FAMGAによる次の一手が市場の空気を一変させるに違いありません。
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