日経STYLEの学生向けサイト「U22」が応援する学生起業家の連載企画「学生起業のリアル」。今回は、地方創生会議ファウンダーの小幡和輝さんが、地方で奮闘する学生起業家、株式会社Ktion代表取締役の高本梨花さん(鹿児島大学農学部在籍)にインタビューしました。起業を目指す皆さんにとって、「仲間集め」は避けて通れない大きな壁ではないでしょうか。特に、資金が潤沢ではない創業初期や、都市部に比べて人材の流動性が低い地方の大学生にとって、どのようにして一緒に夢を追う仲間を見つければ良いのかは切実な問題点でしょう。
「一人では到底実現できないようなことでも、信頼できる仲間と協力し合えば挑戦できる」と誰もが理解しているものの、実際に仲間を集めるステップで立ち止まってしまうケースも少なくありません。高本さんが取り組んでいるのは、単なる観光地巡りではなく、その地域に暮らす住民の方々との交流体験を創出・提供するサービスです。この革新的なサービスを形にするには、システムの設計や実装、つまりプログラミングが不可欠ですが、高本さんご自身はプログラミングスキルを全く持ち合わせていなかったというのです。これは多くの文系学生や異分野から起業を志す学生にとって、まさに直面する課題だと思います。
しかし、高本さんはこの大きな障壁に対して、周囲が驚くような大胆な行動で切り込みました。その秘訣はなんと、「ヒッチハイクみたいに声かけた」という、常識破りの手法だったのです。この言葉からは、成功を掴むためには、形式にとらわれず、強い情熱を持って行動することの重要性が伝わってきます。私も編集者として、このエピソードを聞いたとき、彼女の並外れた行動力と熱意に感銘を受けました。ただ待っているだけでなく、自ら動いて人を惹きつける力こそが、学生起業家が地方でSEO(検索エンジン最適化)を意識する以上に必要な「人との繋がり」を生む鍵になるのでしょう。
この異例の仲間集めの方法に関する記事が公開されると、SNSでは「行動力がすごい!」「地方だからこそできることかも」「私も起業する勇気をもらった」といった、高本さんのバイタリティとアイデアに感心する声が多く寄せられました。特に、資金やリソースが限られる地方での挑戦という点が、多くの読者の共感を呼んだようです。高本さんのように、足りないリソースを情熱と行動力で補い、地域社会に貢献する新しい価値を生み出そうとする姿勢は、現代の学生起業家のお手本になるに違いありません。
学生起業家という道は、華やかに見えても実は困難の連続です。特に創業初期の仲間集めは、事業の成功を左右する最重要課題の一つです。高本さんが実践した「ヒッチハイク」のようなアプローチは、お金がない状況でも、自分のビジョンに対する強い信念と熱意があれば、人の心を動かし、必要なスキルを持った仲間を巻き込むことができるという、力強いメッセージを私たちに投げかけているのではないでしょうか。彼女の挑戦の詳細は、2019年6月24日付の記事「ヒッチハイクみたいに声かけた 学生起業家の仲間集め」でぜひご確認いただきたいです。これからもU22は、夢を追う若き起業家たちを全力で応援していくでしょう。