2020年冬の注目舞台&音楽ライブ6選!長谷川京子出演作から佐藤隆太の一人芝居、能楽・ジャズまで見どころを徹底解説

2020年の幕開けを華やかに彩る、見逃せない珠玉の舞台芸術と音楽公演をご紹介します。今シーズンは、誰もが知る豪華キャストの意欲作から、伝統芸能の新たな挑戦、そして心躍る高クオリティなコンサートまで、五感を刺激するカルチャーが目白押しです。SNSでもすでに「これは絶対に通いたい」「チケット争奪戦になりそう」と大きな話題を呼んでいます。日常を忘れて特別な空間に浸れる、珠玉のエンターテインメントの世界へ出かけてみませんか。

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世紀の歌姫が激突する歴史絵巻と、客席を巻き込む心温まる一人芝居

まずは、演劇ファンの間で早くも熱い視線が注がれている注目の2作品をピックアップします。世田谷パブリックシアターでは2020年1月27日から2020年2月16日まで、歴史大作『メアリ・スチュアート』が上演されます。16世紀を舞台に、イングランドのエリザベス女王とスコットランドのメアリ女王が繰り広げる、命を懸けた激しい対立の物語です。

本作は少人数でスタイリッシュに演じられることが多い傾向にありますが、今回はなんと20名以上のキャストが舞台に集結します。骨太な演出に定評がある森新太郎氏が、人間の業をどのように描き出すのか期待が高まりますね。宿命のライバルとなるメアリ役には長谷川京子さん、エリザベス役にはシルビア・グラブさんが配され、気品と情念がぶつかり合う圧巻の心理戦から目が離せません。

続いて、東京芸術劇場シアターイーストで2020年1月25日から2020年2月5日まで幕を開けるのが、イギリス発の至高の対話型演劇『エブリ・ブリリアント・シング』です。2013年のイギリス初演以降、世界中を感動に包んできた本作は、たった一人の役者が観客の皆さんに語りかけ、時に巻き込みながら「人生の素敵なこと」を紡ぎ出す温かな物語となっています。

日本版の翻訳と演出を手掛けるのは、現代の演劇界を牽引する谷賢一氏です。そして、観客の心に寄り添う主人公を実力派俳優の佐藤隆太さんが熱演します。お芝居と客席の境界線が溶け合うような「体験型」の演劇は、劇場を出たあとの景色を優しく変えてくれるでしょう。2020年1月25日と2020年1月26日は、本公演に先駆けて少しお得に鑑賞できるプレビュー公演も用意されています。

伝統を紡ぐ女性能楽師たちの美学と、荘厳なるヘンデルの響き

日本の伝統美に触れたい方には、2020年1月24日の午後7時からセルリアンタワー能楽堂で開催される「み絲之會(みいとのかい)」がおすすめです。こちらは、現代の能楽界で輝きを放つ女性奏者や演者たちによる、大変貴重な能公演となっています。女性ならではの繊細さと、凛とした力強さが融合した特別な空間を堪能できるのが大きな魅力です。

当日は、村岡聖美さんによる格式高い仕舞「東北」をはじめ、柏崎真由子さんが舞う躍動的な舞囃子「松虫」、そして林美佐さんが主役(シテ)を務める哀切な能「巴」など、見どころが凝縮された演目が並びます。「能楽」とは、室町時代から続く日本独自の歌舞劇のことです。一見難しそうに思えるかもしれませんが、演者の美しい所作と洗練された様式美は、初心者の方の心をも深く揺さぶるに違いありません。

さらに、クラシック音楽の真髄を味わえるのが、2020年1月25日の午後3時半から浜離宮朝日ホールで行われる「第17回ヘンデル・フェスティバル・ジャパン」です。今回はバロック音楽の巨匠ヘンデルが遺した傑作オラトリオ「ヨシュア」が、オーケストラと合唱を従えた華やかな演奏会形式で披露されます。「オラトリオ」とは、聖書などを題材にした、舞台装置を使わない劇的な宗教音楽のことです。

英語上演ですが字幕が付くため、物語の世界にしっかりと没頭できますよ。ヨシュア役を演じる名テノール歌手の辻裕久さんをはじめとする豪華な独唱陣と、三澤寿喜氏が指揮するキャノンズ・コンサート室内合唱団&管弦楽団が、壮大なハーモニーを響かせます。当時の楽器や奏法を意識した古楽ならではの、瑞々しくも重厚な響きが、劇場の天井から降り注ぐ瞬間をぜひ体験してください。

ジャズとクラシックの幸福な融合から、名門男声合唱団の熱い歌声まで

ジャンルを超越したピアノの旋律に酔いしれたいなら、2020年1月31日の午後7時から紀尾井ホールで開催される「細川千尋ピアノ・リサイタル」がベストチョイスです。細川千尋さんは、ジャズの自由なスウィング感と、クラシックの緻密な表現力を併せ持つ、今最も輝いているピアニストのひとりとして知られています。

今回のコンサートでは、ジャズの巨人ビル・エバンスの名曲「ワルツ・フォー・デビィ」や、ラヴェルの色彩豊かな「亡き王女のためのパヴァーヌ」などが演奏されます。ベースの井上陽介さんやチェロの海野幹雄さんといった、第一線で活躍するトップミュージシャンたちとのジャンルを超えたセッションは、スリリングで極上の音楽体験を届けてくれるはずです。

最後に、人間の声が持つ圧倒的なエネルギーに圧倒されるステージをご紹介します。2020年2月8日の午後5時半から、すみだトリフォニーホールにて「第88回関西学院グリークラブリサイタル」の東京公演が開催されます。創立120周年という輝かしい節目を迎えたこの伝統ある合唱団は、日本屈指の実力を誇る名門の男声合唱クラブです。

プログラムは実に多彩で、現代音楽の巨匠である新実徳英氏の「鐘の音を聴け」といった芸術性の高い楽曲から、伝説のロックバンド・クイーンの不朽の名曲「ボヘミアン・ラプソディ」まで幅広く網羅されています。若い歌い手たちの情熱と、美しく鍛え上げられた重厚なハーモニーが一体となり、客席を感動の渦に巻き込むことは確実です。音楽が持つピュアな衝動を、ぜひ肌で感じてみてください。

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