多様性を尊重する社会の実現に向けて、埼玉県が大きな一歩を踏み出します。埼玉県は埼玉県経営者協会や埼玉労働局と手を取り合い、2020年3月27日に性的少数者、いわゆるLGBTをテーマにした企業向けの特別セミナーを企画しました。昨今、企業の社会的責任や多様な人材の活用が叫ばれる中で、行政が主導してこのような学びの場を提供する試みは、非常に意義深いことだと感じられます。
今回の催しで講師を務めるのは、NPO法人「虹色ダイバーシティ」の村木真紀代表です。同法人は、性的マイノリティーの人々が自分らしく働ける職場環境の構築を目指し、多くの企業へ具体的なアプローチ方法を指南してきた実績を持っています。専門的な知識を持つプロフェッショナルから、当事者への適切な接し方や実践的なサポートを直接学べる貴重な機会になるでしょう。
LGBTセミナーがもたらす働きやすい職場への変革
ここで使われているLGBTとは、レズビアン、ゲイ、バイセクシュアル、トランスジェンダーの頭文字をとった言葉で、性的マイノリティー(性的少数者)の総称を指します。彼らが抱える就労時の不安を解消し、誰もが能力を発揮できるオフィス作りは、これからの企業成長に欠かせない要素です。ネット上のSNSでも「こうした取り組みが広がれば、もっと働きやすくなる」「自分の会社でも導入してほしい」と、期待を寄せる声が数多く上がっています。
セミナーへの参加は無料で、募集定員は100名となっています。2020年3月12日まで申し込みを受け付けていますが、関心の高さから早期に席が埋まる可能性も否定できません。ただ制度を整えるだけでなく、社員一人ひとりの意識を変えるきっかけとして、多くの経営者や人事担当者に足を運んでいただきたいと考えます。こうした草の根の活動が、偏見のない温かい社会を形作る契機になるはずです。
コメント